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節分って年1回じゃないの?

2月3日、毎年この時期は一年でも寒さの底にある気候です。
そして「節分」

節分は年4回ある

結果から言ってしまうと、節分は年4回あります。

節分とは「季節を分ける日」なので、二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬と季節の境目に節分と呼びます。

例えば、2022年2月4日は立春で暦の上では春の始まりの日ですが、境目になる2月3日が冬の終わりの日、つまり節分となるわけです。

また、節分の日付はその年によって前後する場合がありますが、おおよそ同じ日です。

なぜ2月の節分だけ豆まきするの?

2022年今年を例にすると、2月4日の立春は旧暦でいう大晦日(12月31日)に当たるのですが、大晦日から新春の境目に厄払いをする行事として、豆まきする文化が行われるようになったようです。

今も昔も、大晦日から年明けの新春は特別な日なのですね。

「鬼は外、福は内」の鬼とは?

先程は、豆まきは「厄払いをする行事」と書きましたが、この「厄」が鬼の正体です。

「鬼=厄」

元々は中国の行事で疫鬼という疫病をもたらす鬼を追い払うことが発祥のようで、そのときに使われた物は、魔除けのちからがあるといわれている穀物だったようです。

それが日本に伝わり、古くは平安時代に「豆をまいて鬼を追い払う」という行事になったとか。

そして、日本では仏教の信仰が厚く、仏教の教えでは煩悩(欲望、妬みなどの悪い心)が鬼の正体で、鬼に侵食された人が災いに遭うと考えられ、その鬼を豆まきで追い払うため寺院の行事で行われたそうです。

仏教の行事がベースとなり、江戸時代になると庶民の間でも節分の行事が定着したと言われています。

人の中に棲む鬼(煩悩や厄)を追い払い、幸せをもたらす福の神に来てほしいと願うことが今の豆まきイベントになったようですね。

季節の分かれ目

2022年2月3日は節分で冬の終わり、2月4日は立春で春の始まりです。

まだまだ寒い時期は続きますが、あと数週間もすれば徐々に温かい日と寒い日が一定の周期で入れ替わります。

早く春が訪れるといいですね。

寒さももうしばらく 猫の寒さ対策

猫たちも、温かい春の日差しが当たる日を心待ちにしていることでしょう。

猫は寒さが苦手というイメージがありますが、実際苦手でも意外に強く自分自身で温まれる場所を探し、ある程度耐えしのぐ能力はあると言われています。

しかし、育ってきた環境が温かい場所だけだと、やはり寒く体力に影響してくることもあるようです。

猫にとっての快適な温度と湿度は下記の通りです。

  • 温度:約25度

  • 湿度:約50%~60%

意外に見落としがちなのが、湿度ではないでしょうか?

冬場はとても乾燥し、人間でも乾燥に対するケアや加湿器などで対策をしたりしますが、猫も同様に湿度が低い場合加湿をしてあげる必要があります。

また、新鮮な水を常に切らさず置いておきいつでも飲めるようにすることが大切です。これは、乾燥から脱水症状になる場合があるからです。

また、猫の寒さ対策で、以前獣医さんに言われたことをお話します。

暖房を切る場合、ペット用のヒーターを敷く場合があるかもしれませんが、その場合、下(お腹)を温めるより上(背中)を温めるような工夫をしてあげると良いとのことです。

お腹は座っていれば、自分の体温で温かいので冷えにくく、背中は冷たい空気にさらされているので冷えやすいということで、よく考えてみれば確かにそうだなと納得します。

ダンボールハウスを作り、その上にペット用ヒーターを置くとじんわり暖気が伝わってくるので、いろいろ工夫することで猫の寒さ対策もできますね。

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