新神戸に「カエルカフェ」あり
カエルカフェ。
いきなり何の話かよくわかりませんが、新神戸にできたんです。「カエルカフェ」。正しくは「カエルカフェ部」。
7年ほど前に「CENARL(セナール)」というキッズカフェがオープンしました。子ども向けの英語クラスをメインに、バルーンアートをやったり、お金を学ぶマネースクールを開いたりしている、小さなカフェです。
ベビー&キッズ向けの「英会話部」に並んで、このたび「カエルカフェ部」が新しく誕生しました。誕生させたのは私の弟です。
ある日突然、届いたLINE。
「カエルカフェやろうと思ってるんやけど、姉ちゃんロゴ描いてくれへん?」
この文章を読んだ私の頭は、軽く混乱しました。
カエルカフェとは。
私が返事を迷っている間に、弟が畳みかけてきました。
「このカエルをモデルに描いてほしいねん」
「親ガエルの上に子ガエルが乗ってるデザインがええんやけど」
ちょっと待て。
そもそも「カエルカフェ」って何やねん。
あんた、奥さんとキッズカフェやってるんちゃうかった!?
説明を求めると、弟がめんどくさそうに答えてくれました。キッズ英会話はこれまで通り奥さんが担当する。その傍らで弟がカエルを展示、販売しながら、カフェスペースで軽食を提供する。らしい(弟は料理人です)。
「カエルカフェ」なんて言うから、食用蛙の料理でも出すのかと思ったけどそうではなかった。でもなんでカエルなん?
「好きやから」
知らなかった。弟が商売にしたいほどのカエル好きとは。姉ちゃん初耳。
「ロゴ描いてくれる? グッズとかでっかい看板にもしたいんやけど」
はいはい、わかりました。描きますよ。カエルは私もまあ好きだから。
「なんぼで描いてくれる?」
ギャラなんかいらん。姉弟で水臭い。とは言わなかった。いくら親しくても仕事は仕事。プロの技を駆使するわけですから、いただくものはきっちりいただきまっせ。そのかわり、泣く子も黙るほどの超破格値を提示してやりました。姉の愛だぜ、受け取んな。
弟がネットで見つけたいくつかのカエルのイラストを送ってくれたので、それらも参考に4案描きました。
①と③は色柄違いです。私はこのイラストが気に入ったんだけど、弟が即決したのは④でした。仕方がないのでほかはボツにし、④を清書して納品。「カエルカフェ部」の顔として、あちこちに使ってくれているようです。
弟がインスタグラムでカエルの日常を発信しています。虫を食うワイルドな食事動画もあるので、苦手な方はご注意ください。
カエルカフェ部はまだ準備中だそうですが、店に行けばカエルがたくさん見られます。ドリンクくらいは用意してるはず。新神戸の近くにお住まいの方は、ぜひ遊びに行ってみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。