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天に昇った紫の龍 #君のことばに救われた

Twitterで何人かの方からお祝いの言葉をいただきました。ありがとうございます。

嶋津亮太さんの「教養のエチュード賞」に応募するために、大晦日までの4日間、バタバタしながら必死こいて書いた小説が、思わぬ評価をいただきました。ぴでさん、いちとせしをりさん、ハミ山クリニカさん、さくらさんと並んでの受賞です。うれしいな。

ちょっと興ざめのことを書きますが、本当のことなので許してほしい。私、このコンテストに応募した記憶がなかったんですよ。忘れていました、すっかり。嶋津さんの心に届け!と念じながら書いていたことははっきりと覚えているのですが、はて、「#君のことばに救われた」なんてタグつけたっけ?お題にはできるだけ参加しようと思っているから、書き上げた小説の内容がたまたまこのコンテストに合ってる気がして、即席でつけたのか?ん?ほんと、近所の病院の看板が頭にチラつくぐらいまったく覚えておりません。

noteさんからお知らせのメールが届いた日は、調べてみると桃の節句でした。祝辞と用件のみで、どの記事で受賞したとは書かれていなかった。応募したなら本人が覚えているのはあたりまえです。誰も、自分の過去記事を目を皿にして探しまくるとは思わない。「すみません、たぶんこの記事が選ばれたのかな〜と思うのですが、記憶があいまいなので間違ってたら教えてください」と返信したのはたぶん私だけでしょう。

コンテストとは全然違う方角に心を向けていましたが、深い思いを込めて書いた作品だったので選んでいただいたことに感謝しています。今春高校を卒業したばかりのヤングでフレッシュな「さくらしめじ」のお二人の目にとまったことが本当にうれしい。

どんな人でもいていいんだ、というメッセージがあたたかく伝わってくる、猫野サラさんによる掌編です。
さくらしめじのおふたりはどちらもこの作品が印象に残ったそうで「音楽を創る身として、作品に込められた、ものづくりへの思いにも共感しました」とコメントしてくれました。

この選評を読んで、私の書きたかったことが、選考にたずさわったすべてのみなさんに100%伝わったんだと感動しました。そう。どんな人もいていい。あなたのキャンバスにあなたの好きなことを、あなたのやり方で表現したらいいんだよ。それがこの「紫の龍」という小説で、私がいちばんに伝えたかったことなんです。

書くきっかけを与えてくれた嶋津さん、ありがとう。
最終選考まで残してくれ、熱く協議してくださった運営スタッフのみなさん、ありがとう。
さくらしめじさん、ありがとう。卒業おめでとうございます。

もうなんか、息子を通り越して孫を見るような目で応援させていただきます。

ひとりじゃない ひとりじゃなかった
声にして伝えたら 気持ちを受け止め合えたよ
誰の中にもある 心の天気模様は
いずれ変わっていくから
焦らず深呼吸
晴れたらどこ行こう
(作詞:阿部広太郎さん)

地球を覆ういまの大きな雲が晴れたら、さてどこへ出かけましょうか。

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