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これが私のベスト1 #N1グランプリ2021

さっき年末の挨拶をしたばかりなんですが、逆佐亭裕らくさんのこの企画をうっかり見つけてしまって。

『N1グランプリ2021』。今年1年の間に書いたnoteの中から10選をピックアップし、解説を添えて紹介するという企画です。

選ぶのは人のnoteじゃないですよ、自分が書いたnoteです。年の瀬のドサクサにまぎれ、自分で自分を大々的に褒め讃える超自画自賛企画。恐ろしいことに今年で2回めの開催だそうです。

去年、私も参加しました。

読み返してみると、総評として最後にこんなことが書いてあった。

来年はもう少し自身のクリエイトに力を入れましょう。漫画作品が1本でも入選するよう、2021年に期待します。

去年のN1グランプリで、私は10選の中に漫画を1本も入れなかったらしい。漫画家と自称してるのに。

今年はね、いっぱい描いた気がするんですよ。自身のクリエイトにちゃんと力を入れていた記憶がある。それを証明するために、漫画という縛りで10選やってみようと思い立ちました。

ただ今日は大晦日で、私もこのあと猫の機嫌を取ったり、15時には日本酒舐め始めたりしないといけないので、グランプリ作品を除いた9本は同率2位ってことで、ぱぱっと公開月別に並べます。

いざ勝負。

(10)2位

ああこれね。なんかこの絵柄もう懐かしいなあ。このころはまだおかっぱでしたね私。
東村アキコさんの漫画に出てくるキツネがすごく気に入って、それ描きたさにペンを取ったんだった。

レポート漫画として、まあわかりやすく描けてるんではないでしょうか。キツネの絵は東村さんのオリジナルを丸パクリしてるところが無邪気で良い。


(9)2位

4コマ、描いてた〜!自分のことで、しかも今年の話なのに、なんか遠い目で眺めてしまう。この頃の私といまの私、ある意味すっかり別人だからなあ。

この絵柄の4コマは、気軽に描けて楽しかったです。多くの人にも楽しんでもらえたし。
漫画の中で仲良くしている相方と無事に新年を迎えられそうなのはめでたい。二人に拍手を送ります。

(8)2位

これだよ。私が生まれ変わる契機になった漫画。描いたのはもっと前で、公開するのがなんか怖くて、数ヶ月温めてました。
主人公は完全に私の分身なんだけど、わざと架空の話のように距離を置いて描いたんだよなあ。

この翌月、自分がノンバイナリーだとついに認めて、新しい扉を開いたんだった。よかったね。


(7)2位

初めて描いた百合漫画じゃないだろうか。こういう気持ちをね、私も経験したことありますよ。なんとかどうにかならんもんかと僅かな期待を抱いたりもしたものの、結局片想いで終わったなあ。

BLや百合漫画を外側からでなく、当事者として描くことになったわけで、葛藤はあったけれども、ごまかさずに正面から己と向き合った自分、エライ!


(6)2位

夕凪シリーズ、やっと完結させました。
いまの耽美系に画風を変えようと思い始めていた頃で、夕凪の絵で漫画を描くことはもうなくなるため、できるだけ早く描き終えておきたかった。

髪の長いほうのキャラが思った以上に愛されました。作者冥利に尽きます。美しいカップルを描くことができた自分よ、幸せモンだぞ。


(5)2位

漫画じゃなくてイラストだけど10選に入れちゃう。
写真を見ながら下絵なしで絵を描くという「模写修行」。100日ほぼ休まずに続けました。文句なしの努力賞!

この修行ね、ほんとやってよかったです。全然自信が持てなかった自分の絵が、だんだん輝いて見えるようになった。絵に対する愛がかなり深まりました。すばらし。


(4)2位

「これぞ私が描きたい漫画だ!」という気持ち全開で描き上げた7ページ。耽美漫画家の名に恥じぬよう、あらゆる場面に妖しさを散りばめた傑作。トップページに固定したおかげで、多くの人に読んでいただきました。最高!

だったらグランプリじゃないのかよ、とツッコミたいところですが、グランプリじゃないんです。なぜならこの漫画はもうすでに私のベスト1ではないからです。日々進化しているのだよ、私は。


(3)2位

耽美系?の画風で描いてみたエッセイ漫画。かつての(と言っても今年の4月ぐらいまで描いてた)共感と笑いを誘う画風からは大きく離れ、しかも超ニッチな内容で勝負した意欲作。

いやほんとのところ、こそっと出したんですよ。こんな人もひっそり生きてますよ〜と小声で言ったつもりだったの。それがあーた、まさかの注目記事にピックされ、見知らぬ人にまで読まれまくって焦ったのなんのって。
しかしそのおかげでコメント欄でナベシャツ交流会ができたのはよかった。惜しげもなく我が身を捧げた自分の潔さを褒めてやる。


(2)2位

「ナベシャツ漫画みたいに描いてください」と直球でオーダーいただいた、あさだけいこさんのプロフィール漫画です。人生3回分ぐらいの濃さで生きてる彼女を漫画に描けたのが本当におもしろかった。
漫画の方向性を確認するという意味で、いい勉強にもなりました。

だんだん耽美が迷子になってきたことがお分かりかと思います。そう、私は耽美漫画家……なのか?


(1)栄光のグランプリ!

これです!こないだ描いたやつ!グランプリです。おめでとう!

絵は耽美だけど、中身はおふざけっていうね。

2022年はこの路線で行きます!


よろしくおつきあいください。

たくさん漫画描いた自分、やっるぅ。

最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。