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絶望のメリークリスマス

山根あきら様の企画、
🎄応募させていただきます🎄

誤字、処世術ですね

クリスマスはなんだかいつも、本来の建前の奥の本音なところに希望とも絶望ともつかぬような、あるいはどうしようもないような、人生においてなにか絶対に自分では得難い何かの存在を再確認させられるようなものだった。
暖かい家族、彼女彼氏、プレゼント、美味しいお料理。子供であればいつか必ず、そうしたものを提供する側にまわらなければならなくなることを勘づく筈。そうした中でそれが一体自分に可能なのかどうか?見当もつかない訳で、成長の過程で隣の、周りの子や人を見るなり、それとかけ離れた自分に絶望したりするので…クリスマスとは特別な中でも少し残酷な、Platonic関係から少し脱した恋愛のような、どうしようもない事を少しずつ自覚してゆくようなもの。クリスマスの色に満ちた世界の景色の奥に、それと星空との間に闇夜が描かれるのは、そうした喜びとか希望と絶望との対比なのかもしれない。そしてその夜は明日必ず明けるのだ。

#絶望のメリークリスマス

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