マガジンのカバー画像

司法書士試験

269
運営しているクリエイター

#刑法

刑法

教犯とは、犯意のない者に対し、特定の犯罪をそそのかし、それを決意及び実行させる犯罪類型である。
したがって、被教唆者が「特定の犯罪の実行を決意」することが、教唆
犯成立の要件となることから、過失犯への教唆は成立しない。

XがYに、Yの配偶者Zを殺すことを決意させようとして、Zの浮気の現場を撮った写真とナイフをYのデスクに置いておいた。それを見たYが、Zに対する殺意を抱き、殺害を実行した場合は、Y

もっとみる
刑法

刑法

・既登記不動産二重売買の横領は登記をしたら既遂
登記をすることにより対抗で負けるから

○窃盗と横領
・窃盗は毀棄隠匿はあたらない
・横領はあたる

・盗品等譲受の罪、実際に交付がなければ成立しない

・当品等譲り受け等の罪の親族免除は
配偶者、直系血族、同居の親族、これらのものの配偶者(親族相盗は4番目はないのと比較)
本犯者との間に親族関係が必要
被害者との間ではない

・公務所で使用目的で保

もっとみる
刑法各論

刑法各論

・髪の毛や髭を切ったら暴行
生理的機能を害していないので傷害には至らない

・軽微なキスマークは傷害にならない
軽微でなければ傷害

・わざと感染させると傷害罪

・同時傷害の特則として
2人が意思の連絡なく同時に暴行をして、どちらの暴行で傷害を負わせたのか判らない場合、傷害の共同正犯の例による
(強制性交等致傷や強盗致傷には適応なし)

・自転車の運転は業務上過失の業務に当たらない

・単純遺棄

もっとみる
刑法総則

刑法総則

刑の時間的適応・最高裁判例では、従犯行為時には旧法であったが正犯の実行行為時に新法に変更された場合刑の軽重に関係なく新法(近時の下級審では旧法採用してるものもある)

・監禁中に刑の変更があった場合に刑法6条の適応はなく単に監禁終了時の刑が適応される
(実行行為時の刑が適応される)

・刑法6条には付加刑は含まないので、実行行為時に没収があれば、行為後に没収がなくなっても没収される

・親告罪、執

もっとみる
今日の刑法2

今日の刑法2

・母体から一部露出した胎児殺人の客体となる

・囲繞に入れば住居侵入の既遂になり得る

・不動産侵奪罪における侵奪とは、他人の占有を排除し、自己又は第三者の支配に移すことである

・自己の家屋の2階部分を隣家の庭の上に張り出して増築した場合は不動産侵奪罪が成立する
・建物の賃借人が賃貸人に無断で、当該建物に接続して物置小屋を庭に建てた場合は、不動産侵奪罪は成立しない。
・他人所有の畑に囲いを設置し

もっとみる
刑法総論 今日の刑法1

刑法総論 今日の刑法1

・現に人が住居に使用し又は現に人がいるもの認識を欠く場合には、現住建造物等放火罪は成立せず、非現住建造物等放火罪の範囲内で構成要件的故意が認められるため、非現住建造物等放火罪が成立する

・殺害して現金を強取する目的で、AはBに対してけん銃を発射したところ、弾丸がBの身体を貫通して、更にその傍らを歩いていた通行人Cに命中し、B・C両名を死亡させた場合、Cに対する強盗殺人罪も成立する

・飼い犬に襲

もっとみる
罪数 司法書士試験 司法試験勉強

罪数 司法書士試験 司法試験勉強

🟡包括一罪○強盗と窃盗
・財物を窃取した後、家人に暴行脅迫を加えて財物を強取した場合、強盗罪の包括一罪
・財物を窃取した後、家人に暴行脅迫を加えて財物を強取しようとしたが失敗した場合、強盗未遂+窃盗既遂

🟡択一関係横領と詐欺では横領、横領と背任では横領、詐欺と背任では詐欺が成立する

🟡牽連犯○牽連犯になる
・住居侵入と殺人、傷害、窃盗、強盗、強制性交等、放火、不動産侵奪

・逮捕と監禁

もっとみる
刑法 論点まとめ

刑法 論点まとめ

○灯油をまいて新聞紙にライターをつけて放火しようとした場合の実行の着手は新聞紙に火をつけた時点
灯油をまいた時点ではない

○私人たる医師が公の機関に提出する内容虚偽の診断書を作成した場合、虚偽診断書作成罪
公務員たる医師がやったら虚偽公文書作成罪

○収賄罪種類
・単純収賄罪
賄賂を収受、要求、約束
・受諾収賄罪
請託を受けて賄賂を収受、要求、約束
(具体的な見返り)
・事前収賄罪
公務員となろ

もっとみる