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16「強くて美しいつま先のライン」を作る。 3回目 美しく、しかも回れる脚になる法則

こんにちは。 ネコのあられです。
膝下の意識はハッキリとしてきましたか?
今回は、脚のラインの総仕上げです。
強くて美しい脚のライン、欲しいですよね。
反張膝なんて、結構、憧れちゃいますよね。
だからと言って、ストレッチの時にひざを押し込んで伸ばしてはいませんか?
 
これって、膝のケガにつながるので、注意されると思うのですが、やっぱり、やってしまいますよね。
でも、運動機能も落としてしまうので、ホント、気を付けなければいけないんです。

上の図は、膝がしっかりと伸びていますよね。
でも、立つと、膝を後ろに押すベクトルになってしまって、膝が固まってしまうんです。
これでは、プリエで膝が曲げにくくなってしまい、脚のバネが失われてしまいます。
 
そして、膝がかかとより後ろに位置するので、身体の力が足(Foot)に伝達できないのです。

このような位置関係になると、ストレッチや、ただ立っている時には、膝裏がしっかりと伸びているのに、いざ、プリエからルルベすると、力の伝達が悪くなるので膝が伸びない、もしくは、伸びているのにお尻の位置が悪いので、膝が曲がって見えたりもするんです。
 
もっと気を付けなければいけないのは、ストレッチしすぎて、ゴムが伸びきった状態になってしまうこと。
膝は特に、プリエの屈折した形から戻らなくてはいけません。
伸縮することで、力を発揮するのです。
 
では、どうしたら、あの強くて美しいラインが作られるのでしょうか?
 
まずは、立った時に腰が引き上がり、スクウェアがしっかりと軸足の上に乗っていることが大切だと思います。
その為に、普段から太ももの後の筋肉、大腿二頭筋を上に引き上げておくことが必要です。
 
この筋肉は、座骨につながっていますが、腰の上まで引き上げるようにして立つと、背中が前に押し出され、膝がしっかりと伸びるんですよ。
そうすると、お尻の筋肉も脚のように使えるようになるんです。
見た目にも脚が長く見えるし、背中も力強く感じるはずです。


では、ここからが重要ですよ。
片足で軸を取る時に、これさえ守れば大丈夫! というポイントです。
バランスも良くなるし、見た目もとてもキレイになると思います。

2本のラインが膝の所でクロスしているというのが、ポイントなの。
前回で膝下の意識が入ったと思うので、この2本のラインはイメージしやすいと思います。
ピケアラベスクやバロネなんかも、この意識が入ると、とても立ちやすいと思います。
 
このクロスしたイメージは、回転の時にも大活躍しますよ。
プリエの時から、軸側に2本のラインをかけておいて、立つ時に膝の所でクロスするようにラインを引き上げるのです。
すると、スクウェアがクルン~と回りやすくなるんですよ。
膝から上も引上げやすいと思います。

可能なら、軸足だけではなく両足にこの意識が入ると、動きの質も脚のラインも更に良くなると思います。
 
スクウェアが高く、的確な位置で立てると、反張膝の人でなくてもキレイな脚のラインになると思います。
 
なので、ストレッチの時にも片足だけで真っすぐな脚を考えるのではなく、スクウェアと骨盤からつながった2本のラインを膝の所でクロスする意識を持って行って下さいね。
 
そうそう、あと、以前にも書いたのですが、ストレッチの時にも、きちんと軸を取って下さいね。
軸を取らずにストレッチすると、関節が痛みやすいし、身体が歪んで大きくなってしまうので、気を付けて下さいね。

そして、脚を縦にまっすぐ伸ばすのではなく、「外巻き」と「内巻き」の両方の力をかけて、筋肉をバイアスに使って下さいね。
 
「内巻きの力」については「教室6」を、脚については「教室7」でも詳しく説明しているので、良かったらそちらも参考にしてみて下さいね。

じゃあ、今日はここまで。
またお会いしましょうね。
バイバ~イ ♪

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