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● さいきんのこと ●

最近一気に冷え込んできて、私の住む沖縄にもひと足遅く、さむいさむい冬が来た。

冬が来たからなのか、日中は寝てしまうことが多く、夜にならないと体が動かない。

なので、ベットの中でオンライン授業を受けることもしばしば…

夜、思うように眠れず、前にあった不眠症がぶり返してしまったのかと、少し不安に思うこともあったが、精神面は安定しているので、これがいわゆる冬期型うつなのかなと、勝手に当てはめ気持ちを落ち着かせている。

実を言うと今日の授業に出れなかった。昨日朝まで寝れずに起きてしまい、朝方8:30頃に寝て夕方の19:00に起きた。

目が覚めた頃には、カーテンの隙間から見える光が太陽じゃなく、オレンジ色の間接照明に変わっていた。

とぼとぼリビングに歩いて行くと、先に起きたお母さんがソファに寝転がっていた。

お母さんと私は体質が似てるようで、この時期はふたりとも思うように体が動かせなくなる。

夜ご飯はまだ食べていないみたいだったので、前日にリクエストされたグラタンを作ろうとキッチンに向かった。

2.3日分の洗い物がシンクに溜まってて、わあ…と少し寝室に戻りたくなったが、お互い様だと思い気合を入れた。

玉ねぎ、じゃがいも、鶏肉、ホワイトソース、その他もろもろをレシピを見ながら、切って混ぜて煮込んで焼いた。3.40分くらいで出来上がった。

実は、今まであまり料理をしてこなかったので、実家に戻ってからは料理をするように心がけている。お母さんからリクエストがあった時は、面倒くさがらずに出来るだけつくっている。

オーブントースターでグラタンを焼いている間、まだソファに横たわっていた、お母さんのところに寄っていって「そろそろだよ、いい匂いだね」『いい匂いするね』と2人で笑った。ねろ(うちの猫)が鼻をスンスンしながら、キッチンの方に歩いて行った。

チーンと出来上がりの合図とともに、お母さんがふ〜っと起き上がりテーブルの上を片付け始めた、なんだか嬉しかった。

オーブンの大きさ的にひとつひとつしか焼けなくて、先にお母さんに食べさせた。出来たてすぎてじゃがいもで火傷してしまったみたいで、自分のせいではないと分かりつつも、ごめんねって笑いながらお水をあげた。

自分の分も出来上がって、ふーふーしながら食べた。美味しかった、温かくて、寝起きの時よりも、とても満たされた気持ちになった。

大勢の人と、出来たてのグラタンを食べたくなった。カレーでもいいねっ

美味しいグラタンを食べたあと、一緒にテレビを見て、お母さんは先に寝室に帰っていった。

自分は気合いを入れ直して、洗い物を片付け始めた。

実を言うと中高の頃、お母さんと仲が悪い訳では無いが、少し違う生き物のような、そんな気がして家での居心地が悪かった。(自分が思春期真っ只中だったという事もあるけど、)

でも、上京して実家を離れ、自分が少し大人になったのか、久しぶりに一緒に暮らすようになって「あぁ、お母さんも不器用なだけで、自分と同じ人なんだ」と気づいた途端、とても愛おしくなった。

ひとりになる事(時間)の多い世の中だからこそ、こういう人間関係の少しの気づきが、日々の和らぎや心の支えになったりするのだと思った。

そんなことを考えている間に洗い物が終わった。少し休んでお風呂に入り、寝る準備をした。

今日はいつもより少し早く寝れそうだ、

授業に出れなかった自分への禊としての、グラタン作りとお皿洗いだったが、いつもより心が落ち着けて、なんだかんだいい一日の締めくくりになった。

自分のペースで、あしたもがんばろうと思った。



長文で拙い文章ですが、ここまで読んでくださりありがとうございます🌷

それでは、おやすみなさい……!