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【iOS / Androidゲームレビュー】Sky 星を紡ぐ子どもたち

作品の特徴

「Sky 星を紡ぐ子どもたち(原題: Sky:Children of the Light)は、アメリカの「Thatgamecompany」が開発したアクション・アドベンチャーゲーム。広大な世界を飛翔しながら自由に探索を進める作品です。iOS用に2019年7月18日、Android版も同年12月13日にリリースされました。

プレイヤーは「星を紡ぐ子ども」を操作して、空から落ちてしまった星々を星座の元に還すために旅をします。キャラクターは一定時間自由に空を飛ぶことができ、エリアごとにユニークな環境を楽しむことができます。

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(同じ指命を持った子どもたちと目的を目指す)

同社が以前開発した「風ノ旅人」「Flowery」と同じく世界観に特化した作品ですが、他ユーザーとのインタラクション・協力やキャラの衣装変更など、ソーシャル要素を取り入れているのが珍しい特徴です。

雲海を自由に飛び回る爽快感は格別

本作の世界はとにかく広大です。しかもゲーム開始当初に簡単なムービーが流れる以外に明確な目的も与えられず世界を彷徨うことなるので、初めは戸惑うかもしれません。

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(自然の豊かな表現から進むべき道を知る)

プレイヤーは雲のトンネルや気流、光の方向など…それとなく明示される導線を頼りに探索を始めることになります。目的を達成するごとに飛翔時間が延びるといった適切なレベルデザインが設計されているので、一度概念を理解してしまえば、迷子や進行不可能に陥る状況はあまり無いでしょう。

まずは雲海に飛び込んでください。雲の合間を縫って滑空する体験はとにかく爽快かつ優雅で、ただ飛び回っているだけでも素晴らしい満足感を味うことができます。

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(見えるランドマークには大体辿り着くことができる)

ちなみに、壁や山で表現されることが多いオープンワールドの「世界の端」では気流によって押し戻されます。空を飛ぶことのできる本作の世界を踏襲したユニークな表現です。

「すれ違い」のコミュニケーションが生む、大らかな一体感

本作ではたくさんのプレイヤーと出会い、協力して探索を進めることが可能です。ジェスチャー(エモート)によって、プレイヤーが積極的にコミュニケートできる点は、キャラクターの心情が表現されない類似の作品が多い中で、極めて意欲的な要素です。

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(フィールドに存在する仲間達とは協力も離別も自由)

シンプルなアバターと簡易なエモートによる制限された伝達手段では多々「すれ違い」が起こるのですが、不完全なコミュニケーションを通して「個」に対する強い繋がりではなく、大らかな一体感を生む不思議なマルチプレイ間隔を得ることができます。

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「Sky 星を紡ぐ子どもたち」は壮大な世界観を持ちながら、PCやコンシューマ機からの移植ではなくモバイルを念頭に置かれた作品です。アプリらしいアップデートも活発なこの作品が今後どう発展していくのかにも大きな期待が寄せられています。

購入情報

- プレイ時間: 10時間未満(クリア後要素・アップデート要素あり)
- 難易度: 普通
- 推奨年齢: 9歳以上。基本操作は簡単ですが、世界観から物語を想像し考察することが求められます。クリアに必須要素ではないが、フレンドとはチャットが可能なので利用するなら相応のコミュニケーションが求められます。暴力表現やセクシャル表現はありません。
- アクセシビリティ: 仮装コントローラーによるタッチ操作。コントローラーと切り替え可。設定で利き手の変更が可能。色覚サポートなし。

【iOS(2019年1月現在)】
- 価格: 無料 / App内課金あり。
- 互換性: iOS 9.0以降。iPhone、iPad、およびiPod touchに対応。
[‎「Sky 星を紡ぐ子どもたち」をApp Storeで]

【Android(2019年1月現在)】
- 価格: 無料 / App内課金あり。
- 要件: Android 8.0 以上
[Sky 星を紡ぐ子どもたち - Google Play のアプリ]

*本記事の画像や動画はすべて公式より配布されているPresskitを使用しています。
https://www.dropbox.com/sh/ar8o78eh312r1te/AAAOgW_oHRi3VLel4sXzzNTha?dl=0



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