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手放す#4 完璧主義しんどい

小学校に上がると、ピアノだけでなく勉強でも完璧を求められるようになりました。
母の中では小学校のテストは100点が当たり前。
それはそれは厳しかったです。

勉強でも仕事でもそうなんですが、私は理解力がちょっと乏しいというか、頭の回転が遅いというか、ゆっくりと、なぜそうなるのか、などを丁寧に説明してもらわないと理解が出来ないのです。
だから学校の授業は全然ついていけませんでした。

分からない所を質問することも出来なかったですし、むしろ何が分からないかも分からない。
自分でもどうしたらいいかも分からないのに、家に帰ると怒られながらの宿題の時間が待っているわけです。
とにかく毎日怒られしばかれ、宿題を終わらせていました。
なぜこんなことも分からないのか、と言われてもそれはこっちが聞きたい。
けどそんなこと言ったらまた怒られることになるので、黙って泣きながら机に向かっていました。

家で必死に勉強していたおかげで、テストはほぼ100点。成績優秀。
たまにうっかりミスなどで100点以外を取ってしまった時は、これでもかと怒られました。
こんなくだらんミスをするなんて。〇〇ちゃんは100点やったのに。
(母のピアノ教室には同級生も数人通っていたので、テストが返ってきたことはすぐにばれるし、誰が100点取ったか情報なども全部ばれる)
とにかく人と比べられ、最後は「そんな子はお母さんの子じゃない」が決まり文句でした。
100点を取った時は「お母さんの子なんやからやれば出来る」という謎の褒め言葉。
素直に「すごい」「頑張った」って褒められた記憶はありません。

「お母さんの子なんやからやれば出来る」ってなんなんですかね?
母にとっては褒め言葉?
「出来なければうちの子じゃない」みたいなのも嫌でしたけど、出来て当たり前感と、「頑張った」ということを全くなかったことにされてる感?にすごくもやもやしていました。

勉強する理由が「怒られないため」になっていたので、ピアノと同様楽しいとかは全くなく、とにかく必死でした。

小学生って勉強楽しい!とか、将来のために頑張ろう!とか考えたりするんかな?
褒められたら嬉しい とかで頑張るんかな?

私は、完璧じゃないと価値がないと思ったり、すぐに人と比べて自分はなんて価値のない人間なんや、とかすぐに考えて落ち込む人間でした。
今はちょっと改善されたけど。
もっともっと自己肯定感を高めたい。

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