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「あなたは子育てをしなさい」と言われた日

「あなたは子育てをしなさい」

3人の子育てに追われる中、ついに末の子が幼稚園に通う時期になって、もうそんな時期がきたか、はやいなぁ~そろそろ働かないとなぁー、なんて考えていたそんな矢先のこと。

仕事復帰するため就活するという選択肢が突然の一言でどっかに飛んでいってしまった。

おうち保育、続けますか?
はい いいえ

就活しますか?
はい いいえ

こんな感じで節目ごとに選択肢がぱっと出てくる。そしてその選択肢を選ぼうとした瞬間、鶴の一声で

子育て続けますか?
はい

これだけになってしまった。

なんじゃこりゃ!びっくりだわ。一択だわ。
ゲームでもこんな選択画面出されたらどういう事だよ!ってクレームの嵐がくるよっ!!

クレーム対応の人が可哀想すぎるっ!!

「旦那さんに仕事を頑張ってもらって、あなたはその稼ぎでやりくりして育てるのよ」

これを誰に言われたのか?は想像してもらうとして、このタイミングで言われると、いきなり背負い投げ一本勝ちされた気分だし、こういうのを藪から棒にというんだろうけども、私にとっては青天の霹靂っ!!

そしてひと言では終わらないのが鉄則のように、話は続く。

理想とする家庭というのは…という内容をかれこれ30分聞かされることになってしまった。

私はその30分の間、聞くだけのロボットになってじっと耐える!耐えるしかないっ!


その30分の話の内容をロボットになった私が要約すると、理想とする家庭にして欲しい願望があるという事でした。
めちゃシンプルにまとめたけど、そういうことですね。30分いらんわ。

ん?なんやねん願望て、言い換えたらそれ、押し付けとちゃうの?

もう少しだけ詳しく書くと、半生を振り返ってみて自分の理想とする家庭を築けなかった後悔があって、その理想を息子夫婦が叶えてほしいらしい。

で、私がもし働いたらその人の理想というものからは遠のいてしまうので、私は働いたらダメということになるそうで…。

ん、ん、んん??な、なんじゃそりゃー!!って書いていて1ミリも共感するところがなくて終始どうゆうこと?!って思いながら、あの時はそうですかーとしか言えなかったし、それしか言えんかった!

大丈夫かっ私!!何を言われてるか分かるか?!話についていけるか?!読んでくれている人も混乱してない?!大丈夫?!

この人とケンカがしたいわけではないし、話を最後まで聞いて自分の気持ちとか意見とかあれこれ言いたい気持ちをものすっっっごく我慢して、話が終わるまでロボットのように心閉ざして、でもそれだと怪しまれるから、たまーに首振り人形みたいに頷きながら聞いていた。

耳は機能しているけど脳みそはそろそろオーバーヒートしそう。

手帳を開けばペンが止まらない

その日の夜に手帳を開いてみて、今日の出来事を日記に書き始めると、あの時ぐっと我慢して言えなかったことをたくさんたくさん書いた。

というより、ペンが流れるように動き出した。

書き出したら言葉が次から次へと湧いてきてペンが止まらない。

思い出すと涙があふれだして滝のように泣き出してしまう人なので、書くことで涙が抑えられているのかもしれない。書くことは私にとって大事なことだ。

珈琲と日常のふりかえりが日課です。

書きやすいと人気沸騰中のほぼ日手帳をゲットしたのもあるからだと思う。書けば一冊の本を書き上げたような達成感を得られる手帳なのでおすすめです。

ひたすら書いてる。すごいな、どんどん書きたいことがある。気持ちを再確認できる。あの時こう思った。違うと思った。そうだ、そうそう…と思いながら、書いていくうちに気持ちが溢れていく。

私はロボットじゃない。ロボットからちゃんと人間に戻れた瞬間に感情が爆発した。

私も1人の人間だぞー!!って日記にもそう書いてある。

言い返せなかったのはその場で言い返せたとしても受け入れてくれない相手だからだ。だって向こうから提案というよりほぼ強気な圧を感じる。

だから、受け入れてくれないということがどれだけダメージくらうかわかっているし、出会ってから今に至るまで相手にどうしてほしいのかを延々と言い続ける人なのでとてもしんどい。こうして欲しいという願望が叶うまでやられたら絶対ノイローゼになりますよ?そのせいで私何回やられたことか…。

誰にだって理想の家庭のカタチがあるはずなので、そのカタチに当てはまらないのは仕方ないことだとは思う。

だから理想の話をただひらすら聞いて頷いていたあの時を思い出しながら、家庭のカタチのズレについて考えるいい機会を得た。

といっても疑問に感じたことをつらつら書きたいだけなんですけどね。

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