見出し画像

義理母月命日4回目

早いもので、2021年12/3に死去いたしました猫目石一家の義理母、一昨日で4回目の月命日をむかえました。われわれ、老人(66歳)&老猫(8歳)、無理はきかなくなってきておりますが、それでもなんとか無事お祀りできたことが幸いだと思っておりまする。

毎日、義理母と義理父の好物をあげ、お茶を供えては、話しかける日々が続いております。またマインドフルネス瞑想が終わったあとにも相談事をもちかけて、勝手に納得する生活が続いております。これを独り合点という猫族人族もおられるでしょうが、どういうわけだか現実になることが多く、われわれの無事はこの独り合点に支えられているわけで、どなた様にもご迷惑をかけておりませんので、良しとしておりまする。

義理母は介護施設に3年と少しお世話になり亡くなったわけです。その前はわれわれと義理妹が面倒をみておりましたが、転んだことがきっかけで寝たきりになり、通いの介護士さんに来てもらっても、限界があることで施設入所を決めました。90代にもなりますると、筋力が弱りオムツが必須となったりいたしますね。寝たきりの人族を動かすことさえも大変ですし、オムツを替えるにも技術がいります。われわれはyoutubeの介護チャンネルで、オムツの替え方をみてやってみましたが、それでも大変です。あの時は、「これを地獄というのではないか」と思った程です。

身体を支える筋力がなくなれば、背中を立てることさえできません。ですから、寝たきりの母に実の娘のばぁさんが、ご飯を食べさせるわけですが、これだけでも大変。将来のために、介護士の免許を取る方もいらっしゃいますが、ものすごく理解できます。コツを掴むのが難しいですからね。施設では、車椅子に乗せられて、食堂で皆さんと一緒に食べます。入所した頃はまだまだ一人で食べることができておりましたが、亡くなる1年ほど前2020年12月頃から、飲み込む力が弱ってきました。

その時くらいから流動食になったのですけれど、やはり食事専門の介護士さんがつき、食べさせてもらって、その後約1年も生きられたわけです。

義理母は亡くなるその日まで食事ができており、突然亡くなったんですね。最後、ケアマネさんから痰をとってもらうときも「大丈夫です」と気遣っていたようですよ。ケアマネさんは、最後まで人への気遣いを忘れなかったと言っておられました。誰も知り合いがいない、他猫他人ばかりの場で、気を遣っていたんでしょうな・・・

面会に行くと義理母は「あなたたちに面倒を見てもらうのは無理だわ」と言っておりました。自分でも大変なことはよくわかっておりまして、われわれの顔を見るごとに「ありがとう ありがとう」と感謝の言葉を忘れませんでした。

実は義理父が亡くなる前日にも、世話をしてもらっておる義理妹の手を取って「ありがとう」と言ったそうですよ。で、その言葉を最後に一人で明け方亡くなっておったそうです。

われわれ、義理両親の世話に時間体力を取られて大変でしたけど、世話ができたことは、幸せだったのではないかと感じます。それだけ思い出も増えたということですから・・

義理両親への感謝は尽きません。ばぁさんを大変な思いをして生み、猫族の金平共々、大切に育ててくれたことがありがたい。

「お腹の中に子どもを入れておくだけでも大変なんだよ。子どもを産んでみて初めて親のありがたみがわかった。」と話す猫友多し。その意味がわれわれもわかるようになりました。

猫目石一家、人生猫生、2021年12月から大きく変化し、今後の方向性も定まりました。親でありましても人間関係の一つだと強く実感する今日この頃でございます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?