見出し画像

読書メモ:雨穴『変な家』

1枚の不思議な間取りから始まる、ミステリー。
窓のない子供部屋、ドアのない脱衣所、不思議なデッドスペース…。

感想雑記

久しぶりにサクッと読めるジャンクな本を衝動に任せて買ったが、間取りが切り口という今まであるようでなかったミステリー。その切り口のワクワク感で最後まで読まされた(褒めている)感がある。

とにかく、冒頭のゾクゾク感が楽しいジェットコースター的なフィクションと言えるだろう。申し訳ないけれど、種明かしの段階では「うーん」とリアリティについて考えてしまった。上まで持って行かれて、落ちてみたら大したことなかったみたいな。でも、ゾクゾク感に必要な2段階種明かし(?)もあったし、楽しませてもらいました、という感じ。間取りも3つほど出てきて、それぞれに謎があったし、推移が間取りが出るたびに二転三転したので、飽きずに読むことができた。

しかし、一番の衝撃はこの本、7万字らしい。この本より長い卒業論文を書いたの、端的に言うと「ウケる」。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?