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映画×クラファン・3つのメリット

今年8月17日に映画本編制作のクラウドファンディングを開始して約3週間。目標の77%までご支援をいただいています。クラウドファンディングは今回初めて挑戦しました。元はといえば「全部いっぺんに撮る自己資金がなかったから」なのですが・・・。

今回は約100万円の自己資金で3分の予告編を完成させ、45分の本編完成に向けてCAMPFIREでプロジェクトを立ち上げました。実際やってみると「資金調達」だけではないクラウドファンディングのメリットが見えてきました。

①頭を冷やせる
今回映画「予告編」と「本編」の間に数カ月の期間が空くことで、現場進行のリアルを予行演習できました。予告編は3日間の撮影でしたが、映画の撮影マジ大変!「あ、こういう準備をしておかないとダメなんだ」「あ、これは全然無理なスケジュールなんだ」など、滅茶苦茶気づきがありました。もし、一気に本編全部撮るつもりだったとしたら、恐ろしい限り・・・。
そして期間が空くことで「本編ではシナリオをこう変えよう」「こういうキャストを登場させよう」など、ストーリーを推敲できるのもメリットです。

②仲間を巻き込める
クラウドファンディングなので、一気には完成しません。予告編段階から少しずつキャストやスタッフの輪が広がり、クラウドファンディング開始後は皆が拡散や支援に協力してくれています(涙)。もし自己資金ですべてをやっていたら、ここまでの「いい意味での身内の盛り上がり」はなかったと思います。マジで。
出演者の一人である新野さんは、地元で呑むたびに支援者を見つけてくれています。『俺が出る映画に出資しないと不幸になるヨ』と言っているとかいないとか・・・(笑)

③未来の観客が見える
これが一番大きいのではないでしょうか。正直、完成する本編が面白いのかどうか、誰にも分りません。(いや、もちろん面白いと監督は信じていますが・汗)
完成した映画を誰が見てくれるんだろう? もし全部自分の資金でやっていたら、その謎は最後まで残り、ちょっとノイローゼになっていたかも・・・
クラウドファンディングを通すことで、少なくとも現時点で「100人以上の未来の観客」がいることが確信できます。
その人たちのために、いい映画を創ろうと心から思えます。これが、映画資金をクラウドファンディングで募ることの最大のメリットではないでしょうか。

あ、もちろん④として、「自己資金が足りなくても、機を逃さずにプロジェクトをスタートできる」というクラウドファンディングの本質のメリットはあります。自分も、どうしてもこのプロジェクトは今年から始めたかったのです。時は金なり。

サクセスまであと少し!
https://camp-fire.jp/projects/view/279568

思い返せば、ここまでのプロセスすべてが冒険であり、幸せな日々でした。これから先へ、また一つ駒を進めるぞと、心に誓う日々です。

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