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「ASIAN MOVIE PULSE」に映画「REUNION」のレビューが掲載

アジア映画を紹介する「ASIAN MOVIE PULSE」に映画「REUNION」のレビューが掲載されました。その翻訳をこちらに掲載させていただきます。
(DeepLによる機械翻訳をベースに校正)

https://asianmoviepulse.com/2022/06/film-review-reunion-2021-by-jun-kitamikado/

映画レビュー『REUNION』(2021年)北御門潤監督

"バカ、まだ充電してないだろ!"

時空連続体に存在するバーというコンセプトは、日本の業界では以前から模索されており、アニメ『バーテンダー』はその具体的な道を歩む優れたタイトルであった。北御門潤が25年ぶりの映画制作で挑んだのは、このコンセプトに基づきながら、最終的にはSF的なディストピア路線に向かうタイトルである。

バーの名前は「リユニオン」。物語の冒頭、自分の足がロボット化したことに気づいた女「ミカ」は、かつて彼女を救ったという謎の男ドクの指示により、100年間そこで奉仕してきた先代のバーテンダー、「ユリ」に成り代わることになる。

戸惑いながらも、特に反発もなく承諾したミカは、やがて、いつどこからともなくやってくる、くつろぎの一杯を求める常連客たちに次々とサービスを提供し始める。

そして、「四十七士」を語る二人組、忘れっぽい男、姉を探す男マルコなど、彼らとの交流を通して物語は進んでいく。酒を提供する側とのやりとりも、平凡に見えるが、藍澤慶子が演じる「ミカ」の明るさと落ち着きによって、心地よく描かれている。

しかし、ある時、奇妙で危険な二人組(メルダとマイア)が現れ、ドクと激しくやりあう。やがて彼女の過去について手がかりを持つ男(エモチン)が現れ、彼女の冒険が始まり、このあたりから映画は全く違う方向に進んでいく。

映画の大前提は非常に面白く、人里離れた場所にあるバーとその存在の謎、そしてミカの背景は、このパートが続く間、非常によく機能している。前編の繰り返しに飽きたところで、SF・アクションに切り替わるのも良い。

しかしその後はアニメ的なアクションを要求され、その結果、低予算であることがよくわかる。ディストピア的な設定や、全体の始まりとなる2つの「危険な」サイバーパンク的存在の全体的な表現で多少補っているが、このパートの全体を「救う」までには至っていない。

結局、50分弱の「リユニオン」は、バーのシーンだけに集中していればもっと良かったのだが、そのシーンが上映時間の大半を占めており、本質的に見る価値のある映画であることは間違いない。

レビュワー

Panos Kotzathanasis(パノス・コッツァータナシス)
https://twitter.com/PKotzathanasis

私の名前はパノス・コッツァータナシスで、ギリシャ人です。子供の頃からアジア映画、特に中国のカンフー映画と日本のサムライ映画のファンで、思春期にはその愛を育み、東南アジア全体にまで拡大しました。

ギリシャ語のブログから始まり、ギリシャの主要な出版物や、Taste of Cinema, Hancinema, EasternKicks, Chinese Policy Institute, そしてもちろんAsian Movie Pulseなど、アジア映画を扱う多くのウェブサイトで執筆し、現在も寄稿を続けています。


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