鼻血の話
前回幼稚園時代の話を書いたから、今度も幼稚園の時の話。
私は家のそばの幼稚園ではなく母が働いていた地域の幼稚園に通っていて、母の職場の近くで働いていた母の姉、おばさんが車で迎えにきてくれて通園していた。
年長の時だったかな。ヤンチャな子が同じクラスにいて、皆さんさようなら!と先生の後にみんなで言った瞬間後ろから飛び蹴りをされたのだ。
あの頃は今のように先生も父兄もギャーギャー言う時代ではなかったから問題にはならなかったけれど、私にはその後とてもとてもツライ日々が待っていた。
蹴られて顔面から床に転び、鼻血が出た。
なかなか止まらなくて、先生もアララ…くらいだったと思うけど、その後今度は小学生になり入学式、授業中、二日に一度は鼻血が出るようになってしまった。それもかなりの量が出る。
とうとう小学2年時に6時間以上出血が続いて入院となった。ギリギリ輸血はしなくても良いとなったのが幸い。
原因は不明。だけど私は思っていた、あの時が発端だと。
2週間の入院をして、でも6年生まで同じように触らなくても鼻血が頻繁に出るようになってしまった。
教室の後ろで横になるようにと言われたのは屈辱的だった。でもクラスのみんなはもう慣れっこになっていて、それがイジメに繋がることもなかった。
しかしなぜか中学に上がってから、この今まで鼻血を出すことがなくなった。不思議。
母は子供の頃の薬を溜め込まないように血で悪いものを出したんじゃない?などと言っていたけど、私にはピンと来なかった。母としては浄化と言いたかったのだろうけど、幼い私にはよくわからなかったのだ。
この子供の頃の薬というのは、また次回。