眠ってはいけない…2

そうゆーの（夢）って、あんまりよくないんじゃない？」

理恵が言ったひと事が気になって、
仕事の帰りにある本屋を覘く。

「えっと～夢辞典とかあるのかな？」
店内グルグル歩き回り、
やっと一冊の本を見つけた。
「螺旋階段、登る、夢…っと」
分厚い本のページをめくる。

エスカレーターや階段を上るのは、
事態がけっして楽ではないことを表しています。また、ストレスが高まっているので要注意です。

やっぱストレスなんかな～？

夢の中で恐怖を感じる夢を見たなら、
早急にその要因である実生活での不安や
恐れを突き止め、出来る限り取り除く努力が必要です。

って…自分でも分からない場合どうすれば…？？
ツッコミつつ本を元の棚に戻す←買わないのかよw

「まぁ有給でも取って、温泉にでも行こうかな～♪」

雑誌でも買おうかと、いつものコーナーへ
女子高生が数名、雑誌みながらたむろってる←(･Θ･;)
うるさいな～と思いつつ
通り過ぎようとした時、、、

「ねぇねぇ～知ってる？ちょっと聞いたんだけどさ～」

「人間ってさ～寝てる間は魂が抜けちゃってるんだって！
でねっ♪夢って自分の魂がどっかに行ってるから見るらしいよ～」

「ってことは…夢見てる間、自分の身体って抜け殻状態ってこと？怖っw」

#小説 #短編 #ちょっとだけホラー