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京都動物愛護センターを訪問しました

京都動物愛護センター (kyoto-ani-love.com)
こちらでは伊東所長さんに所内を案内していただきました。

伊東所長さんと

玄関入り口は気楽に立ち寄れるガラスドアーで左右に事務所棟と動物棟に分かれています。
事務所棟はイベントなどと広い職員さん方の部屋などで、動物棟は動物の保護棟・トリミング室、お見合い室や治療室、夜間動物救急センターです。
ここの事務所棟は材木をふんだんに使っており梁も高く開放感と温かみを感じました。

入るとすぐに広いロビーが広がり天井も高く開放感に圧倒されます。
災害時の備蓄も用意されています。

また特徴として窓が多くそれも動物棟を含め公園・ドックランに面しているので自然の中にいるような心地よさ、この設計の経緯を伊東所長さんに伺ったところ、まだ築6年ぐらいであたらしい事とシェルターの収容の部屋が公園を借景として配置されていたロサンジェルスのCity  of  LA  Easy  Valley Animal  Shelterに似ており、議員さんが数か所の視察との事でその成果のように思いました。
従来の他の自治体の愛護センターに多い閉鎖的な冷たい建物ではなく立地も市営地下鉄駅から徒歩15分の好立地でだれもが足を運びやすく、動物の悲惨さを感じることなく、身近な人と動物の交流の場所としての印象でした。住民の里親希望らしき方がいらしてました。
こちらにはもちろん殺処分機などはだいぶ前から存在せず注射での安楽死です。伊東所長様にはお忙しい中お時間いただきありがとうございました。

ここで所長さんとお話をうかがいました。
ロビーの一部にはお知らせ、里親に出た猫等のお写真がいっぱい壁面に飾られております。
公園に隣接されてるドックラン

人口芝で多くの利用者がおられ規約があり犬の鑑札、直近のワクチン証明書など必要。
この人工芝で思い出しましたのがロサンジェルス市の動物愛護団体のWallis  Annenberg  Pet  Space で動物の保護と教育をとおして1匹でも多くの動物の命を救いたいとの思いで自らの基金から年に億単位の予算を投入するすばらしい施設で、ドックランでは人工芝の理由を聞いたところ清潔さを保つとのことでした。
こちらのセンターでは日本ヒルズ・コルゲート株式会社とネーミングライツに係る契約を締結しドックランの通称を「ヒルズドックラン」としております。
各企業名の広告にもなりウィンウィンの関係でドイツのシェルターでこの方式は紹介されてましたね。

外から見えるトリミング室

ドックバス、トリミング台、ドライヤーなど機材はセンターもちで1時間・1,010円の安い使用料で場所を貸し出しています。
ちょうどシャンプー中のワン君がシャンプー中でした。住民の方が自然にセンターに来館されるように、海外では一般の動物の避妊去勢手術などをしたりペット関連の物販など孤立しない、利用しやすい、価格もリーズナブルなサービスを住民に提供しているのを参考にされたのかとおもいました。 トリミング室の隣が猫の収容室、譲渡室、犬の収容室、譲渡室など中庭を囲む配置です。

子猫が数匹いる中で1匹の成猫が里親募集中でした。 
ここは外から見た犬舎で外が見えると興奮するので腰高なボードで目隠し
てあり、一匹の犬がほえていました。
夜間に対応の獣医師会のクリニック

クリニックの中の写真は非公開とのことでしたが見学させていただきました、診察室、処置室、手術室は大変広く医療機器は十分配備されていました。
獣医師会と行政が協同関係で運営。飼い主のいない猫は主に3人の職員獣医さんが週2回で手術日を回すようです。
また地域ごとの不妊去勢手術で大変忙しいと伺いました。

海外のシェルターの良いところがいっぱい網羅されており施策に生かされており立地の良い住民密着型の素晴らしい愛護センターでした。

京都動物愛護センターの詳細は別のページで紹介があります。
京都動物愛護センターについて|ネコイコネ(一般財団法人) (note.com)


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