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〈それ〉がない日記㊲

20240223
 東京に行く。車に乗って東京へ。

 妻子の用事(いきつけの整体にいくこと)のために、運転手として毎回かりだされるのだ。慣れたものだが往復3~4時間の無駄感は半端ない。本人たちはウトウトしたり本を読んだり折り紙おったり満喫しておる。
 が、まぁ3人が整体をしている間はフリータイム。ここ最近の過ごした方はサイゼリヤ。ドリンクバーとピザとパスタをゆっくりいただきながらの読書タイム。今日は宇佐美まことさんの「月の光の届く距離」を読了。泣けてしまう。現実は小説よりも奇なり、と言ったりするけれど、本当に小説よりも厳しくてつらい現実なんだろうなぁ。つらい。
 そんな素敵な読書タイムだけれどそこはサイゼリヤ。多種多様で。にぎやかに(やかましい!ほどの声量で)おしゃべりに興じる中高生もいれば、ヘッドフォンで音楽を聴きながら小声で唄い続けるお兄さんがいる。隣の席ではスマホの映像が音声つきで流れていたり。まったくもって集中できない、かと言われたらそうでもないのが不思議ね。自分が高校生当時もファミレスで勉強していたことあるし、シーンと耳がいたむほどの静寂よりも、少しくらいのザワザワがちょうどよいのかもしれません。そもそもファミリーレストランですからね!あれ?サイゼリア?サイゼリヤ?サイゼリヤか。
 お会計をしようレシート入れを見ると〈ろ〉も一緒に印字されていた。〈ろ〉もちろん0円。だって私のですから。
 おうちに帰ってきたのは22時。ゼくんは車の中ですっかり寝ている。つくしちゃんは寝ない。意地でも寝ない。それでもお布団敷いて、部屋をまっくらにしたらストン。よし、私はやっとビールです。妻の実家からもらってきた晩ご飯の残り(唐揚げにチキンカツ!)をつまみながら。音楽でも聴きましょうかね、もちろんックンールを。

 やれやれ。

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