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私、女もイケるかも

昨夜、コスメ系ユーチューバーのライブ配信を観ました。

顔がかわいくて、コスメ愛に溢れる、アパレル系女子。
23歳とは思えないような落ち着いた雰囲気が好印象。
そんな彼女の、友達と二人で旅先から送るライブ配信でした。

若い女の子二人がキャッキャしながら話す姿を見て、
かわいいなぁ かわいいなぁ かわいいなぁ
とただひたすら目尻を下げていたのですが、二人の強い絆と、深い関係性が垣間見えたその時、ふと思いました。

もう何年も、こういうのやってないな。

「こういうの」とは、女友達と深い関係性を築くということです。

女友達はいます。
会えばいろんな話をします。
ただ、私生活のこととか、自分の心の内とか、そういうことはほとんど話しません。
話したいとも思いません。

今思えば、結婚を機に、そういう存在を必要としなくなりました。
何か悩みがあれば夫に相談すればいいし、それに、「答えは自分の中にある、自分の中にしかない」とわかっているので、悩みに関して、他人のアドバイスをそれほど必要としなくなりました。

そして、深い関係性の女友達を必要としなくなった理由は、もう一つあります。

いつぐらいからか… …

二十代後半ぐらいからでしょうか、「女はめんどくせー」という思いを抱くようになりました。
男友達と話している方が、居心地がいいと感じるようになったのです。

こういう書き方をすると、世に言う「サバサバ系女子」のように聞こえますが、そういうわけではありません。
むしろその逆。
決してドロドロしているわけではないですが、私は私でいわゆる「めんどくせー女」なので、めんどくせー女とめんどくせー女が深くタイトに絡むと、ただひたすらにめんどくせくなって、「もうこういうのいいや」ってなったのです。

いつも思うのですが、「私サバサバしてるのよ」とか「男友達といるほうがラク」と自己申告する女性って大抵、

中身ドロドロ!

YOU ! 血管詰まっちゃうよ〜!

というわけで、現在も深い関係性の女友達の必要性を感じてはいません。
ただ、そういう存在がいたらいいなぁとは思います。
というか、最近になってそう思うようになりました。

そして、これは私にとってとても「いい感情」だと気付きました。

幼い頃、若い頃は、寂しいという理由で深い関係性を求めていました。
だからこそ、「より深く」を求めていたように思います。
ですが今は、互いに「いてくれてよかった」と感じられるような関係性が築けたらいいなぁと思います。

孤独を恐れる切迫感がない。

若い頃のような持て余す自我もない。

そして「人は裏切るもの」という気持ちの用意ができている。
(裏切らないことはないという意味です)

歳を重ねて、傷つけられること傷つけることにもそれなりの耐性ができてきた。

もらうこと奪うことへの欲求が下がり、他人に与えることに喜びと充実感を感じられるようになった。

そんな今だからこそ、「深い」関係性を女性と築いてみたい、そんなふうに思うようになりました。

いっちょ、めんどくせー女と関わってやろうじゃないの!
という気分です 笑


余談になりますが、
「女はめんどくせーな」
と呟き始め、男友達とばかり遊んでいた頃、

ってことは私、女もイケるんじゃない?!

と思い始めました。

ある時、エレベーターで女友達と二人っきりになりました。

閉鎖空間。

上昇する箱。

目の前には、合コン用に着飾った顔の綺麗な女の子。


「キスできるかな?」
という考えが頭の中をよぎりました。

これでキスができたら、私はめでたく「両方イケる」ことになります。

箱はまだまだ上昇を続けます。

17 18 20 23 25…

チ〜ン!


ふと自分に聞いてみたくなる1000の質問 #29 

あなたにとって友達とはどういう存在ですか?

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