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〔詩〕残滓

目を閉じて
眠りにつくまでの間
ふと心を横切る何か

好きだった物
好きだった人
手放したのは私
それとも彼ら

顔の見えない案内人は
ただ先へ進めと促し
無重力の闇を漂う私は
眠りの底に堕ちていく
リフレインのように
途切れ途切れの夢を見ながら

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