『君のクイズ』を読んで。
クイズ番組を見ていると、時々、「これってやらせなのかなー」と思う時がある。
問題なんて作ろうと思えばどんなマニアックなものだって作れてしまうわけで、ある程度テーマが決まっていたとしても、どれだけ記憶していないといけないんだと。
しかも早押しクイズなんて、問題文の初めの方でみんな押してる。いやいやいや、何でわかるの?って。
そんな疑問を抱いたことがある人には「へぇー!」が止まらない本だと思う。クイズプレイヤーの頭の中が覗けて、「あぁ、こうやって覚えてるんだ」とか「覚えるだけでは勝てないんだ」とか。
クイズの世界ってとにかく頭いい人とか、知的好奇心がぶっ飛んでる人が黙々と知識を積み重ねて挑んでいるのかと思っていたけど。
度胸とか瞬発力とか観察眼とか、いろんな要素が必要で。かっこいい。
ストーリーの結末としてはちょっと悲しいというか、もっと青春キラキラな感じで終わってもらえると個人的には好きなんだけど、今の世相をよく反映しているともいえる。読んでいて連想したのは、「推しの子」(私はアニメしか見ていないけれど)とかかな。
ではまた~。
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