POISON GIRL BAND吉田大吾さんロングインタビュー文字起こし

根っからお笑い好きな人は見てほしい。

こんにちは。お笑い好きの会社員です。
Ｍ－１が好きな方、最近の東京吉本が好きな方、昔の東京吉本が好きな方。
この動画はご覧になっているでしょうか。

https://youtu.be/WD9XmGkMXfg

馬鹿よ貴方はの新道竜巳さんが、POISON GIRL BANDの吉田大吾さんにインタビューしている動画です。ノーカット1:51:34。

長いな？　…と私も思いました。

しかし、ちらっと見始めたら、

・東京NSC4期生たちの情景が浮かぶエピソードの数々
・シアターDなど胸がザワつくなつかしライブハウスの話
・M-1決勝に行った時・THE MANZAIの時のリアルな心境
・ネタ作りで意識していること
・オズワルドさん・囲碁将棋さん・おぎやはぎさんのお話
・阿部ちゃんのマジかボケかわからない話

などなど、めちゃくちゃ興味深い話の連続で、あっというまの1:51:34でした。
お笑い好きから、きっと芸人さんまで、多くの方に刺さる内容だと思います。

・Ctrl+F（command +F）で好きな芸人さんの話してるところを知りたい
・M-1の話してたの何分くらいのとこだっけ
・動画より活字派

という方におすすめです。
お名前が挙がった芸人さんをタグにしています。

なおできるだけ忠実に文字起こししたい反面、読みやすくするため発言は多少手入れしております。聞き取りにくいところは間違ってるかも。
吉田さんのビジュアルもお楽しみいただきたいので、たまにチェックポイントを記しています。

POISONファンはもう全員３回は見てるんじゃないかなと思いますが、
「これはテキスト化するべき…動画にもCtrl+Fほしい…」と私自身強く思い、どこにも行けないGWにやってみようと一念発起しましたのでここに残します。

出会いはだいぶ謎なライブ

新道：ポイズンガールバンドの吉田大吾さんです、よろしくお願いします！
吉田：はいお願いします。

新道：僕が（吉田さんと）初めてしゃべったのは、ひょっとしたら阿佐ヶ谷アートスペースプロットのライブの時かな…
吉田：あーあそこか、一回しか出たことないよ。
新道：あのライブ、こんな人出るの？　みたいなのが定期的にあって。
吉田：うん。吉本からその仕事が来た時ね、今までにない（仕事の）振り方してきたの。場所も変わったところだし行ったことないし、ポイズンの二人が不安に思うんじゃないかと思ったのか、”過去には野性爆弾さんなども出演しています、だから大丈夫ですよ”みたいなのがあって。じゃあ阿部ちゃんといいんじゃないって言って出た気がする。そこが新道くんと初めてだっけ？
新道：初めてしゃべったのはそこの打ち上げで、1ｍ圏内に入ったのはもっと昔です。僕がNSC7期生で卒業した頃、お笑い幼稚園って言うルミネtheよしもとのライブがあったけど出番もなくて路頭に迷ってる時に、山田ナビスコさんのイベントかオーディションかなんかでポイズンさんがいて1ｍ圏内の背後に立ったんです。あとは500円バトルのチャレンジコーナーの時に1回ぐらい近くに立ったことがあるかどうか(笑)
吉田：ルミネの袖かどっかってこと？(笑)
新道：ぐらいかなぁ。で、（初めて）しゃべったのが阿佐ヶ谷。ポイズン来るんだ！って。
吉田：そこで初めて街裏ぴんく君を見た気がする。
新道：もうほぼ毎回出てました、レギュラーで。
吉田：すごい人がいるなあと思って。
新道：それ以外では本当に見る機会も聞く機会も無いインディーズだった。
吉田：今じゃすごい鬼才だもんね。
新道：野性爆弾さんも、2回来てるんですよ。
吉田：えーそうなんだ。主催の方とお知り合いとか…？
新道：吉本関係の人だったのかな。僕も結構レギュラーで出してもらってて。過去歴代（出てる人）結構豪華で。ぜんじろうさんとか、アジアンさんとか…馬場園さんだけ一人で。それ一番行きたかったけど行けなかった。それとバッファロー吾郎さんとか。そのときも行けなくて悔しい思いしたんです。
吉田：逆に（有名な人ばっかで）怪しいんだもん。
新道：インディーズライブとかで、そこの折り込みチラシにこのライブのチラシが混ざってると、（メンツが）異彩過ぎて、何でこの人が来るの？ってちょっとみんな怒りすら出してる感じ(笑)。何でこの人呼べるのって言うね。阿佐ヶ谷アートスペースプロットのライブは本当にノルマライブ多くて。
吉田：あと阿佐ヶ谷って言っても南阿佐ヶ谷だもんね。初めて行ったしあれ以来行ってないし。
新道：あのライブ珍しく打ち上げあるんですよね。
吉田：そう、そうなの。みんなお金もないし主催の方もお金無いだろうし、ライブ開いてくれてるだけでありがたいのに。
新道：払ってくれる。
吉田：そうそう。
新道：あそこでやる前は蒲田に小屋持ってて。
吉田：え？　俺主催の方ご挨拶したけど、、まだその方やられてる？
新道：最近ちょっと連絡取ってないので分からないんですけど、結構でかい小屋で、バッファロー吾郎さんとか野性爆弾さんとか出てて。
吉田：阿佐ヶ谷じゃないんだ。
新道：そう、そこが結構ピークというか。そこで打ち上げとかもやるし、広い楽屋で。
吉田：お金持ちなのかな？
新道：そこも分からないんですよ。蒲田駅から2～30分歩くんです。
吉田：他の最寄りあるでしょ(笑)
新道：だからバッファロー吾郎さんがゲストに呼ばれたものの現場にたどり着けなくて、やっとたどり着いた時にはだいぶ機嫌悪かったって噂は聞きましたけど(笑)そらそうだろうなと思う、見つけらんないぐらいだもん。そこで初めて野生爆弾さんとちょっと絡んで。エンディングかなんかで若手がビビりすぎてて、誰も行かないからこれは俺が行っちゃおうと思って、ちょっとグッと前に出てみたりとかしたなあ。漫才とかやるんすねって言ったら「おもろいやろ」とか言ってくれてすげえ自信満々だなと(笑)。確かに面白かったんです。いつものまんまだなーって感動しました。
吉田：新道君とあそこがファーストコンタクトだったのかな。あと誰いた？馬鹿よと、ピンク君と俺らと、、覚えてない。
新道：僕もあまり覚えてないんですよね、もうほとんど解散しちゃって。サードシングルとかマティーニとか…そこら辺はオフィス北野にも所属してたときの若手の人たち。
（吉田さんあくび）
あそこは居心地が良すぎて。毎回のように打ち上げがあるから。（ライブが無くなったのは）僕らのせいかもしれないですね、だんだん先細りになってあんまりイベントできなくなってみたいな…。そっからですね。

東京NSC４期生、在学中のエピソード

6：43
新道：4期生ですよね。4期生って仲いいんですか？　謎なんですよね。
吉田：仲良かった。
新道：誰と仲良かったですか？
吉田：そもそも２クラスしかなかった。AとB。まだ200人弱ぐらいしかいなくて。今残ってる人で森三中以外は全員 B の人たち。今残ってるロバート・インパルス・鬼奴・ポイズン・コンマニセンチとか。（英）タナカもB。仲よかったとか悪かったもないよ。
新道：そんな感じしますね。干渉しないタイプですもんね。
吉田：他の人がどうかわからないけど、NSC行って授業終わって帰る日々。俺と阿部ちゃんが高卒で入ったからお酒飲める歳じゃないっていうのもあるけど、他の人どうしてたんだろう。
新道：僕の時はマックとか行ってましたよ。
吉田：Aクラスの授業やってからBクラスの授業やって、その後またAクラスの授業で、空き時間が3時間ぐらいあるのよ。その時は（NSCの場所が）赤坂だったんだけど、ampm前のたまるところでみんなでうだうだしてた。
新道：僕はそこに入るための努力しました。僕あんまり誰かと固定で仲良くならないので、これで固まられちゃうと入れない…
吉田：確かに、俺はap前チームで、阿部ちゃんもいた。他の人達はどうしてたんだろうっていうのは覚えてない、知らない。なんか公園も近くにあってそこにたまる派閥もあったらしいんだけど。
新道：僕は大井町のところだったんですけど、
吉田：西大井でしょ？　あそこ何もなくない？
新道：公園があった。あとパン屋もある。
吉田：パン屋なんか長居できないじゃん(笑)　でも新道くんの時もっと人数多いでしょ？
新道：多いですね4～500、600ぐらいですね。
吉田：だから3～4クラスだったってことでしょ？
新道：そうですABCD、願書を送った順なんですよね、僕は遅かったんでDなんですけど。やっぱりAが一番優秀なんですよね。
吉田：え、そうなの？
新道：はい、願書早く出してる人の方が気合い入ってるんですよ。
吉田：俺らはジャンケンだったもん、AとB。
新道：えー！
吉田：授業の時間割の説明があって、例えば月曜ネタ見せA→B、発声練習A→Bみたいな…要するにAになれば早く帰れる、夕方5時には終わりますよっていう。多分みんな夜にバイト入れたいから、（クラス分け決めるとき）先生に好きな方手挙げろって言われて、ほぼ全員Aに手を挙げた。そしたら先生が近いやつらでじゃんけんしろ、負けたやつがBなって。だからBの人はみんな芸人人生負けスタートなの。