アップル製品について思うこと

アップル製品を「ブランドに釣られて買ってるだけの思考停止な人」みたいに言ってた人がいるので、ムッとなってこの記事を書いています。
(/`•ω•´)/にゃー!!!

まぁ、実を言うと昔は自分もただ高いだけだと思っていました。笑
皆んな踊らされてるんだなーバカだなーと。
いやほんと恥ずかしい。

今は、用途に応じてWindows、Mac、iPhone、iPadを使い分けています。
もちろん、得意不得意があるので結局はユーザーの求めるものに対してそのコストが見合うかどうか、って話なんですよね。

Appleの良さってぱっと見わかりにくいものが結構あります。
見やすさ、使いやすさ、安定感がその代表だと思います。
つぶやき的な記事なので、あれこれ長い記事を書いて機能を説明するつもりはないですが、見やすくて使いやすいってのは実感してます。
もちろん、慣れの問題もあるのですが。

ちなみに、自分がMacを導入してみて最初に思ったのは、フォントが綺麗で見やすい!というのが第一印象。

安定感も特筆すべき点です。

あと、個人的に一番いいなと思ったのは、カラーマネジメントが優れている点。
カラーマネジメントとは、色の見え方をOSレベルで正しく再現する性能。これ、Windowsが壊滅的。写真確認しようとして開いてもアプリによって色が変わったりズレたりして使い物になりません。
昔から、Macがデザイン分野で独壇場だったのって、カラーマネジメントがOSレベルでちゃんとしてたから。知らず知らずのうちに使ってる、見ているものでも、しっかり考えて作り込んである。
写真編集機能も、標準でこれだけ使いやすくていいものがあれば、プロ志向の人以外は十分と思えます。
フォントの美しさは、スティーブ・ジョブズが学生時代にのめり込んでたカリグラフィがヒントになったって逸話が面白いですよね。
彼は、相当物事を細かくこだわって、それを実現する人なのでそれが製品の細かいところに生きてるんだなと思う。どちらかというと、職人とか作家的な面をすごく感じる人。

キーボードのタッチにしても、やっぱり心地いい。
使うたび、ちょっとした幸せを感じてます。

あ、ちなみにMac mini買ったんですけど、むちゃくちゃ省スペースで最高です。

でも、これって使い比べてみてわかる点が多いし、表面的なことしか見てない人はわからないんだろうなーと思う。


まず、何でもかんでもコスパコスパって考え方が大嫌いなんです。
自分も、ものづくりに関わるものとして、その考え方はあまりにも寂しいと思います。
感性で捉えると言うことができないのかなと思う。

家具も使えりゃいい?
車も乗れりゃいい?
服も着れりゃいい?
飯も腹が膨れればいい?
音楽も音が出ればいい?

つまんない人だね。

コスパコスパの考え方が、どれだけ職人を苦しめてるか知らないんだろう?
伝統工芸も技能の継承も、その鈍感な感性のコスパ教信者に殺されているんだよ。

何が腹立つかって、そういう普段ダイソーとかで何でも済ませるような人が、職人の現状を知らずに伝統をつなぐべき!伝統が大事!みたいに語ること。
職人の給与や仕事の需要?そんなことは知らんけどとにかく伝統を絶やすのはダメなのでお前は伝統を守れ。ただ俺はそんなもんに金をかけないからダイソーで済ませるって、そんなん何やねんこいつって思う。
口でいうは易し。結局、需要がなければ滅びるしかないんだよ。

まぁでも皆んな余裕ないからね。
お金も、生活も。
そういう考え方になっちゃうのも分からなくもない。
世の中おかしいもんね。

感性に響くものというのは、とても大事。
見えないところまで徹底してこだわって、始めて相手の感性に訴えかける事ができる。
自分は、感性というものをすごく人生において大事にして、それを磨くことに多くの費用・時間・手間をかけてます。

何故か?

感性が豊かになると、見えるものが豊かになります。
今まで感じられなかった美を見つけられます。
与えられなくても、自分で見つけ、創り出せるようになります。
もう一段進むと、それを自分で表現して相手に伝えて共有する大きな喜びを知れます。

この喜びを知っているか否かは、ものすごく大きな違いがあるように思います。
生活は貧しくとも、この心の豊かさだけは失いたくはないのです。

今の世の中を見てると使い捨てが多くてコスパ重視ですよね。
企業も、売れればいいみたいな。

だから、いろんな製品見てもがっかりする事多いです。
どうしてここ、もうちょっとコストかけてよくしようとしないんだろう・・・とか思う事多いですが、要するにそれだけ皆んなコスト重視。

ちなみに、コスパの考え方を全否定しているわけではありません。
ただそこに変調しすぎるのはやはり違うと思う。


学校でも、感性を鍛えるはずの授業とかも、結局入試には関係ないからと軽視されておざなり。まぁ、授業内容もそこまで考えて構成してないし、そんな教育のせいもあるのかなと思ったりもします。
もうちょっと、この「感性」ってやつを見直して欲しいなと思います。

ちなみにですが、この「感性」は鍛える事で豊かにできます。
自分は元々そういう感性がないから、なんて思わないでください。
これは、訓練して鍛える事ができる力なのです。

肉体労働や筋トレをしなければ体が強くならないように、感性だって鍛えなければ豊かにはなりません。もちろん、生まれつき特別強い人はいますが、それは肉体も感性も同じ。やりようで鍛えられます。
この感性の鍛え方は、記事内容の本筋ではないのでまた次の機会に。

ちなみに、自分は別にアップル信者ではありません。
自分が職人・作家の立場から見て、いい製品やそれを作る作り手に対し、無知から不当なことを言っている人に強く憤っただけです。
愚痴のような殴り書きを最後まで見ていただいて恐縮です。
(´・ω・`)

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