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アマプラで「エルヴィス」をみて思うこと

アマプラで「エルヴィス」を観たわ。
リアルタイムでは知らない人で、親からも特に聞いたことはなかった。

世代的には叔母たちが聴いていたのかも知れないわね。
子どもの頃の記憶では、人気絶頂の時期は過ぎていて、中年太りしていて薬で亡くなったと・・・
そんな感じだったと思う。

その後ずいぶん時が経ってから、かの有名な大スターと結婚したのが彼の娘さんであるということで、名前を思い出したくらいかしら。

ただ、彼の曲はその後、大勢のミュージシャンがカバーしているから、何曲かは知っていたわ。
ハートブレイクホテルはあるミュージシャンが歌ってたから覚えている。
今更だけど、彼の曲だったんだと知ったのよね。

「 ボヘミアン・ラプソディ」は最後のライブエイドは実写ではなかったけど、「エルヴィス」の最後は実写だったわ。
この頃には立ち上がるのもフラフラだったみたいだけど、歌声はやっぱすごいわね。

思わず、若いときの彼を見てみたくなって、動画を探したわよ。
いやもうかっこいいわ。

まだまだ人種差別がひどかったアメリカで、ひどい評価を受けたみたいだけど。悪魔の音楽ですって。
時代を切り開く人や新しい文化は必ず受ける洗礼よね。

でも、それに若者は大いに刺激を受けたんだから、すごい偉業だと思う。

そしてやっぱり若者が新しい文化を作っていく。
それを大人が否定するのは世の常なのね。
否定すればするほど、新しい文化の力が強くなるのにね。

それにしても、音楽の歴史の過程で、様々な文化やジャンルがフュージョンしていくものなのね。
そうやって新しいものが構築されていくのは、音楽だけではないわ。

新しい時代を築いた才能ある大スター。
売り上げも相当なものだったらしいけれど・・・
表舞台が光輝けば輝くほど、影の部分が濃くなってしまうのも世の常なのかしら。

亡くなった後は、マネージャーとの間で裁判が行われている。
興行を成功させるにもまた才能がいるのだから
「才能」+「才能」がある意味成功を招き、そして破滅を招いてしまったのかな・・・

なんだかいろんな意味でアメリカって、スケールがすごすぎると思うような映画だった。

ある人の才能を、それを利用する人たちが食い潰すような世の中ではなく、それぞれの才能を応援し合い、協力してお互い良いところが伸ばし合えるような世の中であってほしいわ。

マダム♡千壽

あと、オースティン・バトラー、上手だったわね。

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