見出し画像

「さみしい夜にはペンを持て」を読んで

所属しているオンラインコミュニティで、たまにこの本を読んだという投稿をみかけて、気になっていて、今日読みました。
以下感想をぱらぱらと書きます。

面白いなあ。人の頭の中をヤドカリの殻のなかのお部屋で表現するなんて。
思ったことが口から出るまでの距離が遠い(おしゃべり苦手)主人公。私みたい。

でも私の場合、ボイスメモとか録ってみて気づいたんですけど、一人でつらつらと脈絡なく話し続けることはできるんです。たぶん、人と話すときにはそういうわけにいかないっていうか、ある程度、相手に伝わるようにまとめて話さなきゃって思うから、そのまとめ作業に時間がかかって言葉が出てこないのかも、と思います。一人で話す分には、変に「これは止めておこう」とか「これはだめかも」とか、この本で言う「消しゴム」が出てくる余地がないので、かえって、自分の本音をそのまま出せて、好きです。前もnoteでそのことについて書きました。

この本の後半は、書くことに苦手意識がある人に向けての内容ですけど、私は、書くことは上手くはないけど苦手意識もないので、「上手い説明の仕方するなあ」と冷静に読んでいました。
なんだかね、「書き方」とかって、見ちゃうと、逆に「なるほどそういうもんか!」と頭にインプットされちゃってそのように書こうとしちゃいそうで、あまり見たくないっていう気持ちもありました。スローモーションの話とか。小学生のときの読書感想文に苦しんでいた頃だったら知りたかった知識だけど、今は知りたくない。私にとって、書くことは全然仕事じゃないから、好きに書きたいから、上手い書き方は知らなくていいや。そう思いました。

あとは…日記は、未来の自分にとっての読み物になる、っていうのは、本当その通り!って思いましたね。10年日記をずっと書いてるんですが、去年、一昨年の自分が書いてることとか、本当に面白く読めますもん。

あとは…この本、Kindleで読んだんですけど、挿絵が素敵なので、紙の本で読んだら良かったかな、と思いました。なんでしょうね、手書きとテキスト入力で脳の使う場所が微妙に違うってのは読んだことあるけど、紙の本とKindleの本も、絶対何かが違う気がするんですよね。紙の本を手にとって、重さを感じながら、ページの進みを感じながら読むのと、Kindleでぽちっぽちっとページの左端に触れながら「◯%」っていうページの表示を右下に見ながら読むのとでは。

そんなこんなで、これからもペンを持とう!日記、手帳、書いていこう!と、思った読書体験でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?