見出し画像

夏の風物詩

沖縄では初夏になるとサガリバナ花があちこちで咲く。今年は初めてサガリバナ花を撮ってみた。今までも写真仲間が撮ったサガリバナ花の写真は見たことがあったが、あまり気乗りがしなかったが、今年は何となく撮ってみようと思い立ち何度か足を運んでみた。

 夜に咲いているのは知っていたが、昼には花が落ちるのを失念していたりと初心者的なミスもしたが、夜に咲くというだけでなく、花の香りがすごくよく撮影をしていても心地が良かった。

画像1

画像2

周囲には人がおらず、遠くに静かに町の灯りがきらめいている中で、撮影をしていると、ふとわびしい気持ちがわいてきた。かくも美しく咲く花は誰に愛でられることなく、ひっそりと咲く。もちろん、花にとって人は余計なものであろう。だが、夜の闇に美を讃えるその姿は、肉筆画の美人画を連想させられた。花のたたずまいを考えさせられた。

画像3

画像4

画像5

夜の黒の中でのたたずまいは、何か宇宙に浮かぶ美しい惑星のよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?