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高知の八彩帖(ヤイロチョウ)50・「花・紅葉」

 かつてとある会社のサイトに連載していたショートエッセイです。高知のあれこれを書いています。

 今回のテーマは「花・紅葉」。紅葉が始まり、山が彩りにあふれる季節となりました。自然の風景を愉しむ喜びを感じられる幸せ、十分に噛みしめたいものです。それではどうぞ。

 高知で秋に見る花といえば、断然コスモス。有名なのは越知町にある宮の前のコスモス畑。毎年多くの出店やステージでのショー、コスモス迷路に「デハラカー」などなど、沢山の催し物が開催される。

 今年はコロナ以来とあって、大々的に宣伝されていた。新聞に載ったのをきっかけに、ミーハーなワタシも様子を見に行くことに。が。現地に行くと、駐車場待ちの車で渋滞しているではないか!

 とてもコスモス見物どころではない。東方面なんて、佐川辺りから混んでたぞ。やむなくコスモスは諦め、横倉山自然の森博物館に行った。ちなみにココは個人的に超オススメ。小さいながらも展示は充実していて、かなり遊べる。

 さて、コスモスといえば次に有名なのが、我がT須地区のコスモスだろう。五台山の麓に広がるコスモスは圧巻ですよ。なんとなく口コミで有名になったのか、最近見物客がやけに多い。

 そうそう、ここは駐車場が無いから、しょっちゅうパトカーが路駐の取り締まりに来るのでご注意を。駐車場の心配が無い所は、東部運動公園のコスモス。ここは車停め放題だし、結構密集して咲いてるから穴場ですね。

 コスモス巡りが終わると、そろそろ紅葉が見頃になってくる。子どもの頃「紅葉狩り」というのは、モミジの葉っぱを取って天ぷらかなんかにして食べるもんだと思ってた。

 だってりんご狩りとかみかん狩りとか、その場で食べるろう?今だに紅葉狩りと聞くと口中によだれがあふれるワタシはちょっと(いや、かなり?)バカかもしれん。

 紅葉の赤色も良いが、イチョウの黄色も捨てがたい。県庁前のイチョウ並木が色付いて来たのを見ると、また季節がひとつ巡ったと感慨深くなる。高知城とイチョウの対比は、本当に美しい。青く澄み渡った空に鮮やかな葉っぱのコントラストが、実に清々しい。

 その他にも針木浄水場の紅葉は、高知市内の身近なスポットとして親しまれている。さあ、爽やかな秋晴れの中、紅葉見物に出掛けてみませんか?

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