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高知の八彩帖(ヤイロチョウ)65・「ミーハー」

 かつてとある会社のサイトに連載していたショートエッセイです。高知のあれこれを書いています。

 今回のテーマは「ミーハー」。私たち家族のことです。主な情報源は地元紙の高知新聞。それを片手に高知県内を駆け巡ります。今渇水で、そろそろ早明浦ダムの底が見えてくるかもしれません。それではどうぞ。

 「ついに出たと!」「え、出た!?そりゃ見に行かないかん」。オバケの話ではない。早明浦ダムに大川村の旧庁舎が現れたという話題である。

 ワタシを含め、家族全員超ミーハー。興味津々で好奇心旺盛、思い立ったが吉日でフットワークが軽いのが特徴である。

 そんなだから、家でジッとしているのがえらいこっちゃ苦痛。休みの日となると、たいていどこか遠くへ出かけているのだ。

 だいたいネタは新聞やテレビから仕入れてくる。牧野植物園でガンゼキランが咲いたと聞けば、翌日には現地へ行って見学しているし、四万十市でハンゲショウが見頃だという記事を読めば、次の日には宿を予約している。

 で、今回は渇水の早明浦ダムに行って来たというワケ。

 お出かけする時は必ずコーヒーのセットを持って行く。お揃いのモンベルのカップを入れた黒いカゴに、コーヒー一式が入っている。

 普段はドリップパックだが、暑くなると氷を詰めたポットにアイスコーヒーを入れていく。ドライブのお供にスルメも欠かせない。これは運転手の眠気覚まし。車内がイカ臭くなるのが難点だけども。

 飴やゼリー(凍らせてある)などオヤツも完璧。いざ、出発!

 ミーハーな私たちは休みの日ごとに出かけているので、高知県内だけではなく県外の道の駅も、ほとんど制覇している。

 どこの道の駅は何が安いのか、全て頭に入っているのが密かな自慢。道の駅だけでなく、安いガソリンスタンドの場所も把握している。出先では必ずそこで給油する。

 そうそう、県外ってガソリンの値段が税抜きで表示されてたりするから、ご注意を。
 
 お楽しみの昼食は、道の駅のほか現地のスーパーで仕入れる。たまにすんごい安いお弁当を発掘しては、狂喜乱舞しているぞ。外食はほとんどしませんね。

 時々スシローなんかには行くけれど、平日の安いうどんは必須だし、皿の色は黄色という暗黙の了解がある。ん?我が家が貧しいだけ?

 …そんなこんなで、私たち家族は興味関心の趣くままに自由に行動している。何でも見てやろうが合言葉。ミーハー、万歳!

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