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高知の八彩帖52・「桂浜」

 かつてとある会社のサイトに連載していたショートエッセイです。高知のあれこれを書いています。

 今回のテーマは「桂浜」。高知の有名な観光名所です。去年訪れた際に書いたものです。

 有名な坂本龍馬像や土産物屋が立ち並び、綺麗な水平線が臨めます。格好のデートスポットでもあり、いつも多くの観光客で賑わっています。それではどうぞ。

 つい最近、続けて桂浜を訪れる機会があった。リニューアルされてからは初めての来訪である。駐車場から浜の方へ歩いて行くと、なんときれいな建物に変わっているではないか!

 以前の桂浜の土産物屋といえば、恐ろしく古めかしい建物に、昭和感満載の「いやげ物」がホコリをかぶってたイメージ。

 さらに怖そうなおにーさんが、これまた怖い土佐犬なんか連れちゃって、とてもじゃないが進んで入ろうとは思わなかった(注:個人の感想です)。

 それが今ではどうだ。何もかもがすっかりハイカラになっており、県外からの観光客で賑わっている。おみやげも小洒落たデザインで、自由が丘で売ってると言われてもおかしくないくらいだ。コレ、高知県人的にはすごく嬉しいぞ。

 浜の方も遊歩道やトイレが整備されて、誰にでも自慢出来る観光地となっている。ベビーカーや車イスで入れる海岸ていうのは、ポイント高いですね。

 トイレだってウォシュレット完備。展望台に自販機もあって至れり尽くせり。早速展望デッキから海を見てみる。

 っていうか、あんなに白波が立ってるのに波打ち際ではしゃいでいる観光客は、相当危ないぞ。台風見物が趣味(?)の高知県人が沖へ流されたなんて話は聞いたことないから、県外から来た観光客にはちと強めに注意しちょかんとね。

 さて、この度おそらく40年ぶりくらいに桂浜水族館に入った。正直全然期待してなくて、入るのを躊躇したくらいだ。

 それがそれが、なんて面白いんだココ!思ってたより広いし、ユニークな読み物も沢山ある。何より生き物との距離が近い。

 トドなんか水槽の外へ出て芸を披露してた。あんな鼻息がかかりそうな近くで見たのは、もちろん初めて。アシカはおじさん(高知では有名なM田さん)に抱かれて、犬みたいに懐いてるし。

 アクティビティも餌やり100円、魚釣り300円と比較的リーズナブルで、4歳の姪は大喜びしていた。ワタシもカピバラに餌をやったぞ。あのヒト達は器用に食べますね。

 動物に餌をやるって、何でこんなに楽しいんだろ。また行きたいって思う楽しい水族館でした♪

 今年の朝ドラ「らんまん」効果に期待を寄せて、高知の観光地も本気出していたのが垣間見える。やっぱり高知、サイコー♡

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