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愛犬クワ、天へ

火曜日、沖田家の愛犬クワが天へ旅立ちました。

月曜日、朝散歩へ行き、朝食は食べず。

昼間に見守りカメラで室内を歩き回る様子を確認。

夕方、ぺたりと床にへばりついたのを見て、夜帰宅すると同じポーズでへばりついたまま立てなくなっていました。

火曜日朝一番で病院、入院、点滴。

昏睡状態に陥ってしまったので夜連れて帰って、すぐに息を引き取りました。

獣医さんによるとおそらく血栓ではないかとのこと。長らく心臓が悪かったので。

推定17歳、よく頑張ってくれました。沖田家に来てからはまだ5年と半年くらい。保護されたときすでに老犬だったので、里子には出ず預かっていた我が家でそのまま引き取らせて頂いたクワ。

おばあちゃんになってからのクワしか知らないのですが、本当にいい子でたくさんの人に愛されたクワでした。

水木金曜日は在宅勤務で、ゆっくりお別れできました。金曜日は本当は出社でしたが、上司に相談したら在宅勤務への変更を即決してもらえてありがたかったです。

土曜日朝、火葬場の方に迎えに来てもらい、日曜日朝、火葬予定。

突然のお別れと怒涛の一週間でした。

ずいぶんさめざめとべそべそしていましたが、クワとの思い出を胸に、今元気でいてくれる4匹の猫たちを幸せにすることに尽力していく所存です。

沖田家唯一の犬だったクワが去り、生活が大きく変わりました。散歩がなくなり、投薬がなくなり、ここ数ヶ月食欲が落ちていたクワが「今日は何なら食べてくれるかな?」とたくさんの種類のフードからご飯を選ぶ時間がなくなりました。

「暇だな!」と思ったのは随分ひさしぶりのことです。本当はやろうと思えばやるべきことはいろいろあるので別に暇ではないんですが。やるきが起きないことを「やらない」に振り分けたら暇になってしまいました。

クワがいないだけで、物の見え方が随分変わりました。時間の使い方も、物事の優先順位も変わりました。

今までクワに全振りしていたエネルギーがぽかりと余ったのを感じています。

クワにとってあまりいい飼い主じゃなかっただろうという自戒が、クワと一緒にいる間ずっとありました。考え方がわりと猫寄りなので、犬の気持ちがわからないことも多かった。

だけど自分なりにクワを溺愛していたことにも改めて気付きました。たぶんクワはちゃんと、飼い主がクワを大好きだということを分かっていたのではないかと思います。

歳を取るごとに表情が乏しくなってしまっていたクワですが、朝起きてすぐ、顔の横で寝ているクワにしがみついておはようの挨拶をする時間だけは口角を上げてくれていました。

火葬に出したことでドッと肩の荷が降りたのを感じています。そう思ってしまうことは飼い主としてあまり良くない気がしていたのですが、クワが頑張った分飼い主も頑張ったんだという捉え方をしてもいいのかなと初めて思いました。

空き時間が増えた流れで、長いこと遠ざかっていたnoteをひさしぶりに書いたりするのもいいかな、と思ったりしてこうして投稿を再開しようとしています。

猫たちに囲まれて、今日もマイペースに暮らしています。



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