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いま何ができるかわからないけど、生きているうちにやるべきことは最後まで成し遂げたい - 2020/6/22の日記

仕事帰りにお蕎麦が食べたくなって、会社近くのお蕎麦屋さんへ。

今日は肌寒かったので温かい天ぷら蕎麦を注文して、しばらくすると熱々のお蕎麦が運ばれてきました。

わたしは猫舌なので熱々のものは食べられないんですが、早く食べたい気持ちが強すぎて必死に冷ましつつ口に運びつつを繰り返しました。

食べることに集中すると熱さが襲ってくるので、集中の矛先を分散するためか自然と店内で流れるNHKラジオニュースの内容が耳に入ってきていました。

ラジオでは難民問題を取り上げていて、解説の人が難民の現状を説明していました。

解説者さんはその番組で度々難民問題の解説をしているようなのですが、難民の数は毎回増え続けていて今は世界で約8千万人以上もいるんだそうです。

今は感染症の問題も重なって、難民も支援団体もとても大変な状況だ…というのを詳しく話していました。

それを聞きながら

「いまわたしが難民ではない人生を送れているのは、ただ運が良かっただけ。

仕事もあって、おいしいお蕎麦も食べられて、家に帰れば最愛の猫たち&クワがいる暮らし。

環境に甘んじてのほほんと暮らしているけれど、そんなわたしでも何か周りのためにできることはあるんだろうか?」

と、考えました。


わたし自身は2014年に保護猫ボランティア団体のお手伝いを始めたんですが、ちょうどこの5月をもってまる6年通った保護猫シェルターのお世話当番から離れることになりました。

ここ1年ほどはボランティアに関わる人同士の軋轢にすっかり辟易していたので、今まで手伝ってきた団体さんのサポートではなく個人で何かできることはないかな、と思っていたところです。

ただ猫のボランティアを続けてきたこの6年、猫に関する社会問題を自分事として考え始めたら、徐々にそれ以外の問題も目に入ってくるようになりました。

例えば日本でも貧困の世帯が多いこととか知らなかったし、わたしと同年代のお母さんたちが直面しているワンオペ育児・待機児童問題、そして子供の虐待や「毒親」のこと。

高齢者がペットを遺して他界してしまうことも増えているようで、その背景には高齢者社会と人手不足かつお給料の安いハードな介護職の方々がいることも知りませんでした。

猫の問題には必ずと言っていいほど背景に人の問題が潜んでいるということを身をもって体験したし、そもそも人同士でこんなに問題が多い世の中なら猫の問題を解決するのはもっと大変だよなあ…と暗い気持ちになることもしばしば。


幸いわたし個人は毎日とても充実していて、仕事も楽しく、家で猫たち&クワと一緒に過ごせればもう最高に幸せで何の不満もない毎日を送っています。

猫を飼い始めるまではいつも自分のことで頭がいっぱい、ニュースも見ないし新聞も読まず世の中で何が起きているか1ミリも関心がありませんでした。

猫たちが外への扉をバーンと猫キックでこじ開けてくれたおかげで「自分のことをもっと大切にする」「周りのためにできることをする」という視点を持つことができるようになったので、やはり猫は偉大です…!

そんな飼い猫たち&クワと幸せな毎日を過ごせているのも、環境や周りの人に恵まれてきたからこそ。

自分でもちょっとだけ頑張ったけど、今の暮らしがあるのは自分の苦労の成果では決してありません。

ただ運が良かっただけ。

じゃあ、これから何ができるだろう。

今は周りのために動いていることが何もない状態で「これをしよう」というのも定まっていません。

こういうときは自分と周りをよく見て、動くべきタイミングにすぐ動けるように備えておくのがひとつの策かな…と思っています。

自分が生きているうちにやるべきことは、最後までちゃんと成し遂げたい。

そんな想いを持ちつつ、猫たちを撫でて英気を養う雨の夜です。

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