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猫に影響されるとこうなる

猫との暮らしには驚くことばかりで、私はいつからか猫を崇めるようになっていた。

そうか、これが自らを「猫の下僕」と名乗るアレか。

飼っている感覚などない、飼わせていただいている…いや、一緒に暮らさせて頂いている、御奉仕させて頂いてる。

おかしな感情であるが、なんの違和感もない。

そんな神レベルの存在となる猫に影響された私は、仕事を辞め、アフィリエイトブログの運営とBARの経営を始めた。

そもそも、そうだったんだと気付いたのだ。

というのも、誰かと一緒に何かをすること、協力しあって何かを達成すること、誰かに従うことが私はクソほど苦手だった。
そのせいで仕事は続かないし、大体喧嘩か揉めて辞める。

立派な社会不適合者。

30過ぎて喧嘩で辞めるとかそんな何回もある?やばいやろ・・・と我ながら思うが、どうにも我慢ができない。

こんなんで死ぬまで働いていけるのかと不安だったが、猫と暮らし、やりたくないことはやめちまおうぜ!と言われてるような気がして、そんな不安もいつの間にか消え去っていた。


BAR経営に関しては40歳で決めたので周りにはそこそこ反対されたが(特に年配)、フル無視した。

どうやら猫はトキソプラズマという、人の心を操る寄生虫を持ってるらしいが、多分それだろうね。

しかも水商売なんてほとんど経験がない超初心者。
「そんなに甘くないよ」、「続かんからやめとけ」と言われても当然。

だがそもそも、私には失敗したらどうしようなんていう不安もない。

私なりに努力してダメだったらダメで別の仕事すりゃええわ。

そう思ってもうすぐ2年。


確かに、しっかり水商売をしていたなら半年も持たなかっただろう。

ただ私の場合、私の態度が気に入らないなら来なくていいし、私が好きで来てくれる分には害がなければたまに甘えるよーのスタイル。

そう、猫に影響されるとこうなるんだよ。


売り込まなきゃいけない時期に気に入らないお客さんは普通に出入り禁止にする。

猫と暮らすとどうも、こうなるのよ。

生きていくために嫌な仕事でもしなきゃいけない、仕事なんだから納得いかなくてもやらなきゃいけない、誰かに評価されなきゃいけない、、、
なんてことはないのだ。

我慢して働いてる人達からすれば、なめてるように思われるだろう。
そんなんじゃあかんよといちいち言ってくる人もいる。

が、全然気にならないのよ、「そうなんやー」て感じ。

「お前はな。私は違う」とすら思う。ひどいよね、性格悪いよね。

でも、しつこいようだが猫に影響されるとこうなるのよ。

誰に何を言われようと、「知らんがな」と自分に従ってしまうのである。


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