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人生で使うお金

人生100年時代。
令和元年の平均寿命は【男:81.41歳 | 女:87.45】となってます。
※厚生労働省「令和元年簡易生命表の概況 > 主な年齢の平均余命 」より

医療やテクノロジーの進化で今後も伸びていきそうですし、リアルに100歳が当たり前になるんですかねぇ。

そんな長い人生の中。
チャリンチャリンちゃんねる】何てものを運営している僕は「いったい人生でいくらお金を使うんかな??」と思ったので調べてみました!


動画では結構細かいところまで、人生でいくらお金を使うのかが分かりますので、こちらも観てみて!

平均的な生涯支出は約2億円!

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ライフスタイルによってかなりの差がありますし、多様化が進んでいる現代において平均を見たところでそんなに意味はないかもしれません。
が、まあ何となくの目安になるとは思います。

2億かかると言われているのは、ちょっと前に「普通」と言われていた感じのライフスタイルです。

結婚してお家を購入して子供2人の世帯で、平均的にかかるお金は約2億円らしいっす。

実際のデータ【総務省:家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)I 家計収支の概況(二人以上)】から超ざっくり計算してみると...

2019年の1ヶ月あたりの平均消費支出額が293,379円 / 月
なので、1年間では293,379 × 12で3,520,548円
大卒の22歳から平均寿命までの約60年間で211,232,880円

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ん〜、30代で結婚すると考えるともうちょい減りますし、持ち家とか色々ごちゃ混ぜの平均なのでアレですが、それでも一つの家庭で2億くらいのお金を使いそうではありますね...

一方で独身貴族が人生で必要なお金は

2019年(令和元年)の未婚率は「令和2年版 | 厚生労働白書」から
男35.0% 女23.9% となっており、生涯独身の方も増えてますよね。

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2019年のデータから、単身世帯の月の消費支出平均は163,781円です。
こちらも60年分を計算してみると、163781 × 12 × 60 = 117922320円

1.1億くらい使う感じですね。
あくまで平均なので、病気したり・家の購入やら・趣味にめっちゃ金使いますとかで大きく変動はしそう。

独身の方が全然安いじゃんと思いましたが、上の二人以上の世帯では手当とか共働きとかで収入の方も増えるので、収支のバランス的にはそこまで差はない感じでしょうか。

子供の教育費とかがない分、自由に使える感は大きいですが。

使うお金の内訳

人生で使うお金の総額みたいなところがざっくりと見えてきましたが、もうちょい細かいところで、何にお金を使っているのか、区分も見てみます。

2019年 費目別月額平均(二人以上の世帯|単身世帯|単位:円)

消費支出:293,379|163,781

🍞食 料:80,461|44,263
🏠住 居:17,103|20,854
🚰光熱・水道:21,951|11,652
🛋家具・家事用品:11,717|5,443
👕被服及び履物:11,306|5,985
😷保健医療:14,010|7,712
🚗交通・通信:43,814|21,068
👩‍🏫教育:11,495|20
⛳️教養娯楽:30,679|19,426
💴その他の消費支出:50,843|27,359

住居費少なくない??
と思って調べたんですが、ローンも払い終わった持ち家とかが平均を下げているようです。

高齢者の持ち家率9割とからしいです。
でも六本木とかの家賃が平均上げそうな気もするんですが、それでも感覚値より随分低いなぁ。

人生でお菓子食い過ぎかもと思えてきた

内訳を見るとやはりお金がかかっているのは「ご飯」です。
人間食べないと生きていけないっすからね!

逆に言えば、人生において「食」にかかるお金がかなりの量を占めているってことなので、ここを節約することでお金が溜まりそうではあります。

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注目したいのは、食料の中でも「菓子類」に結構使ってること。
二人以上の世帯で7,289円 / 月、単身世帯でも3,561円 / 月でした。

それぞれの食費の中の1割くらいを占めているし、お菓子に伴うジュースとかを考えると結構なお金を使っちょります。

ついついコンビニよって、ほぼ無意識のうちに使っちゃいますからね。
長い目で見ると日々の「これ食べちゃお」を減らせば、まあまあの節約と健康にも良さそう。

というか、何食べてるかの統計がここまで細く調べられているのがちょっと面白い。

総務省:2021(令和3年)1月分 家計調査報告

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人生における3大支出

色々平均的なところを見てきましたが、何にガッツリとお金がかかるのか、いわゆる3大支出と言われているものの具体的なところを見てみます。

①老後の資金12,000,000円(年金以外)

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2019年の「総務省:家計調査年報(高齢夫婦無職世帯)」データを参照していますが、65歳以上の消費支出額は、一月あたり約25万円。

年金で月に約20万くらい入ってくるので、不足が大体5万円。
平均寿命までの20年間で1200万円の不足って感じになるので、老後の資金は1000万円くらいを目安に用意しておいた方が良さげなのですね。

年金以外の不労所得があれば別ですが。
あとは厚生年金じゃなくて国民年金のみとかだとさらに必要になりそう....

この辺は若いうちからライフプランとして、何となくでも考えておいた方が良さそうなポイントですね。

老後2000万円問題とか言われているのも、まあ納得いくくらい数字ではあります。

②教育費6,500,000円(高校までの一番割合の多いパターン)

2019年の「文部科学省:子供の学習費調査の結果について」等を参照。

高校卒業までにかかる授業料等は公立・私立によって結構違いが生まれるので、ここでは一番多いパターンを見てます。

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幼稚園:私立 ▶︎ 158万
小学校:公立 ▶︎ 193万
中学校:公立 ▶︎ 146万
高校:公立 ▶︎ 137万

合計で650万円なり。

大学の学費も国立・私立で違いますし、理系・文系とかでも大きく差がありますが、大体400万くらいが平均値ですかね。

国立大学:242万
私立大学:文系 ▶︎ 352万
私立大学:理系 ▶︎ 486万

大学まで含めると1000万は超えてきそうですが、大学は奨学金とかありますし、結構子供が負担するパターンもありますんで、とりあえずは650万くらいを考えておくと良いのかなと。

もちろん、医大とか行くと高いだろうし、全部公立だと全然安いし、そもそも子供がいない世帯ではかからない費用だったりしますが、教育費は人生でいっぱいお金を使うところですね。

③住宅費42,000,000円(全国平均)

生命保険文化センター」を参照。

やはり人生で一番お金がかかるのは家ですね。
場所・広さ等によって全然違うとは思いますが、全国の平均で見ると4200万円くらいでお家を購入しているみたいです。

持ち家ではなく一生賃貸だとしても、支払うお金はそんなに変わらないとか言われていますので、4000万円以上は家に使ってるって感じですかね。

とはいえ若いうちにお金を使った方がいいと思うよ

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今回、人生で使うお金について調べるにあたり、こうしたお金に関する統計データで、将来的な不安を煽って「節約して投資にまわそう!」みたいな、企業に都合の良さげな記事を多く見かけましたが(よくあるやり口)。

若いうちから老後の心配とか極度にしなくてもいいと思うんすよね。
もちろんある程度のライフプランは考えておいた方が良いし、投資も長く続けるほど有利なので若いうちからやるのは賛成ですが。

とはいえ、遊びを切り詰めてまで節約節約〜とかしてると、気づいたらあっちゅーまに年取るのが人生というもの。

おじいちゃん・おばあちゃんになってからだとお金使うところも限られるし、若く健康なうちから(破産しない程度に)遊んでお金を使っておくのも大事かなと思います。

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心配事の8割だか9割は実際に起こらない、なんて言われてますし、お金使うのも経験ですし勉強ですからね。

まあ安心してお金使うためにも「食いっぱぐれない稼ぐスキル」みたいなものは身につけておいた方が良いと思うので、このnoteやYoutbeとかで今後そのへんの情報発信していけたらと思います!

そんなわけでレッツフォローミー!

ではまた次回。

画像の出典:フリーイラスト・クラシック
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