自由気ままにアニメを見る楽しみを思い出す

この間ネットカフェに行って、バンダイチャンネルで20年くらい前のアニメをぼーっと見てた。体調は万全…ではなくむしろヘトヘトで全然頭も働いてなかったんだけど、誰にも邪魔されずに好きなように作品を選んで適当に眺めるのも、何かいいもんだなと感じた。
気づけば6年くらいはまともにアニメ見れてなかった。社会現象になった人気作もロクに追えてない。
理由は色々あって、病気だとか住宅環境だとかは根本的な問題なんだけど、その辺は一旦隅に追いやって考えると「アニメは完璧に楽しまなくてはいけない」というプレッシャーを感じすぎてたなと。

「ちゃんと理解して語れるようにならなきゃいけない」「最新の流行りを追わないといけない」「他人より本数見てなきゃいけない」とか色々周りに影響されてた部分もあるし、性格的にも細部に拘りすぎるから小ネタを確認したくて何回も一時停止やスロー再生繰り返したり、ガヤや台詞被りを聞き取ろうとしてヘッドホン着けたり字幕オンにしたりして、全然テンポよく本編の消化が進まないタイプで。その大変さを考えて、とりあえずノリで再生してだらだら見るってのが出来なくなっていった。

動画配信サービスの時代になってから『NETFLIX』や『YouTube』を使っていたけどどうしても合わなかった。おすすめやランキング、広告とか色々な面で集中出来なかったり、ビューアーの操作感が気に入らなかったりして。細部を確認する時は特に面倒くさくて、機能呼び出すのに3タップもしてられない。

コスパやタイパ求めだすとエログロ規制があるアニメとか特に見るか見ないか迷って調べるだけで終わったりする。サブスクは規制解除されてる場合とされてない場合が混在しててややこしい。最近は「あと2回変身を残しています」って感じで3バージョンくらいあるアニメも多くてさらにややこしいね。昔は「放送版の規制を楽しむのも一興」と思ってたけどアレって実況ありきの楽しみというか、今は最初から規制解除版が見たくなる。最近になって「アニメキャラの乳首がまとめて掲載されてる雑誌を買う」というチートを覚えました。アニメキャラの乳首に必死すぎる。

とりあえず『DMM TV』に登録して久々にアニメを見始めた。「クレカがないから人権がなーい!」って今まで駄々こねてたんだけど、最近各種ペイにバーチャルカードってシステムが搭載されたので、そのお試しも兼ねて。まだ使って数日だし不満点もあるけどまあ便利っすね。最近気付いたんだけど、意外と作品の内容だけじゃなくてアプリのUIやサイトデザインの色味なんかも視聴満足度に関わってくるなって感じる。

『これはゾンビですか?』を見返している。今見るとノリが懐かしくて面白いね。妄想ユーのボイス担当に取っ替え引っ替え大御所声優呼んで萌え妹演技だけさせるっていう、やたら金かかってそうな悪ノリ視聴者サービスとか(KADOKAWAアニメってこんな感じだったなあ〜…笑)って。

久しぶりにサブスク使いながらアニメについて調べてるうちに、アニメって結局『娯楽』であり『商売』であり『他人様の著作物』なんだよなって再認識した。「年間◯本視聴します!」みたいなアピールもあるけど規制解除版やOVAの存在を考えるといくら放送版見てたって微妙だし、そもそも最終回まで見たって原作の一部だけで終わっちゃう作品もあるし。自分が見終わったと思った作品も調べなおすとその後も長く作品世界が続いてるやつが結構あるもんな。細部の演出の確認だってパッケージ版やファンブック買えば一発で解決することも多いし。「お金」だよね。結局。お金がないなら下手に拘らずに肩の力抜いて見てりゃいいよな。

今更こんな当たり前のこと言ってたら怒られるかな。
「お前みたいな公式にお金落として支える気がない民度が悪いだけの貧乏イナゴは二度と口を開くな!!!!」って口にガムテープ貼られて身体を折りたたまれてダンボールに詰め込まれて地図に載ってない国の工場に輸送されて円盤プレス機に顔を挟まれて大怪我して『ファントム・オブ・パラダイス』みたいになるんだ…

なんか宮下草薙の漫才みたいな被害妄想が始まっちゃったので終わります。ま、人生しゃーなしだな!

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