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日によって調子が崩れてしまう原因や、そのときの過ごし方について ー 前編

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「美大生がうつ病になった話」第9回です。前回→『カウンセリングの話』

今回は、調子の悪い日の原因や過ごし方についてでした。長くなりそうだったので、お話を前後編に分けました。

うつ病はとにかく 日ごとに調子の落差があって、前日は割と気分も体調もよく過ごせたのに、翌日は急激に落ち込む…なんてことがよくありました。

私の場合、天気や日照量や気温によって、大きく体調が変わってきます。

うつが重いときは、ずーーっと調子が落ち込んでたのが、少し回復してくると、調子を取り戻したり また下がったりを繰り返し始める。
そういった調子の差がもろに現れてきます。

調子のいい日というのは、健康な頃のような万全の体調というわけではなく、「薬の作用や体調、気候、睡眠時間、食事などの要素が上手く組み合わさって、たまたま元気が戻った日」という感じです。

うつ病が回復期に入ったといっても、まだ寛解しているわけではありませんから、簡単には本調子は出せません。

なのに、その偶然の産物を今の自分のデフォルト状態なんだと思ってしまうと、「何で今日は上手くできないんだ…病気がよくなったんじゃなかったのか…」と落ち込んじゃったりします。

調子のいい日に頑張りすぎて、翌日何もできない…なんてことにならないように、「調子のいい日があればラッキー」くらいに思って、
「自分のデフォルトの体調はまだまだ下だから、無理しすぎないようにしよう」と心がけましょう。

天気の崩れは心身の崩れ

梅雨や、季節の変わり目、日照量の減る冬なんかは、天気も心身もに不安定になりますが、「なーんだ調子が悪いかと思ったら、天気のせいか、なら私は何も悪くないじゃん」なんて思えば、少し安心できます。堂々と休みましょう!

雨で調子が崩れる人であれば、先に天気予報をチェックしておいて、雨の間は予定はいれないでおく、事前に大事な用はすませておく、食料や暇つぶしの物を用意しておく、などがオススメ。

準備万端にしておけば、雨がきて調子が崩れても、何もしないでいるよりは、ずっと心に余裕ができると思います。

死にたい気持ちは どこから生まれるのか

天気などの、何らかの要素によって、心身の調子は簡単に変動します。
なので、「死にたい」とか「もうお終いだ」とか、暗い考えばかりが浮かんでくるような日だって、それはあなたの心からの気持ちなんかではなく、何らかの要素によってそう思わされただけかもしれません。

「調子にはいい日もあれば悪い日もある、今はその悪い日なんだ」ということを、絶望しそうになったとき、思い出してください。

何かの要素によって、絶望させられたり、思考が暴走させられそうなときでも、心の主導権はあなたにあります。

調子が落ちているときに、調子を取り戻すための心のコントロール方法を、事前に決めておくと便利です。

次回は、具体的に私がやっている「心のバランスを取り戻すためのケア方法」をあげていきます。

四、五日おきにnoteを更新するのが目標だったのですが、ここ最近花粉症のせいか、調子が優れないので週一でゆっくり更新を目指そうと思います。ご心配おかけします。
(うつ病になってから花粉症が悪化しているのを、ひしひしと感じます…)

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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※免責事項※
この漫画で描かれていることは、あくまで私個人の体験であり、うつ病の一例、一つの考え方でしかありません。
うつ病は症状に個人差があり、この漫画を制作するにあたって、専門家からの監修は受けていないので、詳しいお話は専門の機関でお話を聞くよう、よろしくお願いいたします。




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