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担当者目線の売買契約書②

こんにち、猫事務所です。
一昨夜、猫事務所家周辺では未明にゲリラ豪雨が有り、その「ジャー」っという轟音で跳び起きてしまった猫事務所です。30分ほどで収まりましたが、その後がほんとに蒸し暑くて、雨の前よりも後の方が寝苦しい夜でした💦

さて本日は、前回の続き「担当者目線の売買契約書」
ということで、引き続き記事を書いて行きたいと思います。

当時の会社との取引先は、馴染みの取引先ばかりだったため「業界ルール」&「暗黙の了解」で、製品に不良が発生した時の取扱いが決まっていました。。。が、新規取引先に「業界ルール」「暗黙の了解」と言ってもわかってもらえる訳は有りません。当然業界も違います。
なので、購買担当者としては予め開発担当者と相手側担当者が話し合いの上、あらかじめ

・発注は誰当てに、何(メール?ファックス?)で?
 発注書もしくは個別の売買契約書を締結する?
・発注からどれくらいの納期で納品可能?
・不良率はどれくらい?
・不良何%でロット不良にするの?
・細かい不良基準(どこまでをOKにして、どこからをNGにするのか?)
・受入検査はいつまでにできる?
 できなかったときはどうする?
・不良分は交換する?返品?それとも軽く手直しすれば使えるの?
・部品の納品遅延で、製品の製造に遅れが出たときはどうする?
 製品代金の賠償をさせる?それとも空輸便代金を負担させる?

などなど
製品の特長は仕様書には書かれているのですが、取引についての肝心なところは書いてないので。。。
決めてから個別契約書を作成、という運びにしたかったのです。
ただ、社内規定にはないし。。。

ただし、大切なことがもう一つあって。。。
契約書で決めたことを全て「現場の人間も含め、関係者全員が契約書の存在と内容を知り、守る意識を持つ」こと。
少しコンプライアンス意識のある会社さんだと、売買契約書を締結している。。。、営業担当者間では契約書の存在と契約書中身は知っているけれど、肝心な現場の人間が知らない。。。これは良く有るパターン。

ただ、契約書の内容は往々にして難しいので、全員が全部の契約書の内容を読む!理解する!のではなく、関係個所だけでもいいので、例えば品管なら、自分の部署が関連する内容を知り、報告義務を怠らなければそれでOKなんですよね。

そのようにしてもらいたかったなぁ。。。と今でも思います。
その時は自分でも十分な法律知識がなかったので、歯がゆいですが、上司や総務部にも何とも進言できませんでした。

今後は。。。このような実経験に基づいた、カスタマーの状況に応じた売買契約書の作成ができるようになるといいなぁ~と思っている猫事務所です。

それでは本日はこれまで。
皆様、みにゃさまご自愛くださいませ~


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