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ジョジョの奇妙な冒険の正義の違和感

ジョジョの世界にとって。
自分の欲のために他者を殺めることが悪。
それに対抗して、
その悪から守るために他者のために悪を殺すことが正義らしい。
まぁ。利己的と利他的が争っている図が浮かぶ。
でも私にはジョースターの正義に違和感を感じる。
言葉にするのは難しい。
確かに歴代のラスボス達は悪だ。
己の欲の為に人を殺めるなんて陳腐でつまらない人間のやることだ。
でもそれに対抗するのが正義。なんて私は思いたくない。
結局何が言いたいかと言うと、ジョースターもその敵もお互い様と言うことだ。
陳腐な悪も恐ろしいし、それに対抗する正義も恐ろしいと言うことだ。

特にジョジョの奇妙な冒険の5部の主人公のジョルノ.ジョバーナは本当に恐ろしいキャラクターだと思う。
ラスボスのディアボロを死ぬことの許されない無限地獄に落としたのは、ゾッとする。
確かにディアボロも恐ろしい人物だが、それ以上にジョルノが恐ろしい。
死すら与えないってどういう状況だ?っと思ってしまう。

つまり悪に対抗する正義は悪以上に恐ろしいということだ。
利己的な悪が自分のためならどこまでも残酷になれるのに対して、利他的だって他者のためならどこまでも残酷になれる。
悪以上にね。
対抗するというよりかは、正義が悪を覆い尽くすと言ったイメージだ。

目には目を。歯には歯を。というより。
目には釘を。歯にはペンチを。で覆い尽くす。

でも言うなれば、悪以上に残酷にならないと正義は実行できないということだろうか。
何かを駆逐するにはそれ以上のものをぶつける。
でないと何も成し遂げられない。
皮肉なことだ。

結論
利己的な意思は確かに悪だが、利他的な正義はそれに対抗するために悪以上に残酷にならなければならない。
死という休息すら与えないように。



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