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【9/30終了】投資を行うのに必要な基礎理論

投資判断を下す際に助けになる情報をお届けします。 投資家として生きていく為に必要な基礎理論を書いています。
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#金利

債券市場はアメリカ大統領選を織り込んでいない

11月のアメリカ大統領選挙を控え、アメリカの株式市場は史上最高値を更新し続けている。 それは大統領選挙の結果を織り込み始めてのことなのかもしれないが、債券市場の方はまだそれを織り込んでいるとは言えなそうである。 大統領選挙前の株式市場 最近のインフレ統計がインフレ減速方向に推移しているため、市場では金利に対する警戒感は減っている。金利上昇に怯えていた株式市場ももはや警戒しなくなった。 S&P 500のチャートは次のように推移している。 これは11月に決まる新大統領が

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トランプノミクスの影響を考える

今年11月のアメリカ大統領選挙が着実に近づいている。金融市場はまだ大統領選挙を織り込んでいるとは思えないが、あと半年を切った今、相場は徐々に選挙を織り込んでゆくと思われる。 大統領選挙を織り込んでいない金融市場 現在、金融市場が気にしているのはインフレ率や経済成長率であり、緩やかな減速が続いている実体経済に合わせて市場の期待インフレ率は下がっている。 こうした今の相場の動きは11月に新たな大統領が選出されればすべて吹っ飛ぶのではないかということである。 仮にここから数

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ジョージ・ソロス氏の戦略で学ぶ、為替市場の動き方

インフレでドル高という矛盾 「インフレでドル高」という言葉を聞いて、読者はどう思うだろうか? どれだけの人がこの言葉に疑問を持つのだろうか? 貨幣価値の下落であるインフレでドル高になるということは、完全に不合理ではあるが、歴史的には何度も観測されてきたトレンドである。 インフレという意味では、ドルの価値は大きく減少した。アメリカでは最大9%のインフレとなった。インフレは善という宗教はいまだに存在するが、インフレとは紙幣の価値が下がることなので、それだけドル紙幣の価値

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金はいつ買うべきか?通貨の暴落から逃れるために

金価格は今後どうなるか?本題は金相場がこれからどうなるかである。金価格はどうなれば上がり、どうなれば下がるのか? 原油や銅など実需が大きく影響するコモディティであれば実体経済における需要と供給を考えるところだが、ゴールドは金融需要、つまり中央銀行や投資家が通貨の代わりに保有するという需要が比較的大きいコモディティである。 世にも珍しいことに、金は実需以外の需要が多くを占めるコモディティなのである。実需では歯科医療などで使われる産業向けの用途のほかに、宝飾品用くらいである

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通貨で貯蓄を行なってはならない

米国経済は転換点にある。インフレ率は9%から3%台に下がってはきたが、長らくそのまま横ばいとなっており、私の分析によればここから上がってゆく可能性が出てきた。 金融市場は少し前まで今年6回の利下げを織り込んできたが、その楽観は修正されて今ではたった1回の利下げ織り込みとなっている。連銀総裁らが利下げを急がない意向を次々と表明しており、Fed自身もトーンを落としていると言える。 私に言わせればそれも可能なのかどうか、むしろ利上げの可能性を考えるべきではないのかということであ

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