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保護猫日記 「元野良、海を渡る」

あんなに弱ったオカカは初めて見た。
初めてのフェリーで無茶させすぎちゃって本当に反省まみれです。

少し遡り、去年の秋に北海道から関東へオカカも連れて結婚の顔合わせに行ってきました。
今回は古民家や田舎移住ではなくオカカの初めてのフェリー乗船についての反省です。誰かの参考になればなと思います。

今回利用したのは「三井商船さんふらわあ」北海道苫小牧→茨城県大洗行きです。
オカカは車酔いはせず、割と長距離でも乗っていられますが初めての船なので一応病院に相談して酔い止めを頂く事に!
自宅から船乗り場までの車はキョロキョロしながらも無事クリア!

興味津々w

船乗り場では受付で手続きだけ済ませて、全員車に乗ったまま乗船→2人と1匹で船内駐車後に客室へ移動という流れでした。
ここでまず大失敗その1。
長い船旅になるのでなるべく最後まで車の中では自由にしてあげようと思っていましたが、車で船に乗り込み気付いた音。
船内の駐車場は何か移動させる音や重機の音が反響しておりすっごく大きい音がします。オカカはすっかり怖くなってしまい椅子の下に隠れたまま出てこなくなってしまいました。大好きなおやつがあってもなかなか出てきてくれず20分程汗だくになりながらなんとかキャリーバックへ。
もっと早くにバックに入れてあげれば良かったと反省。

「さんふらわあ」の夕方便はペットの部屋に鍵がついていてペットを預けた人のみ入れるようになっています。大型犬、猫、鳥、全て同じ部屋です。
なるべく快適に過ごしてもらおうと色々持ち込んだ結果この有様。

え、入らない。ごめん。

それでもどうにかカボチャハウスは押し込んで部屋を作りました。
ゲージに入れたのはカボチャハウス、トイレ、餌、水、お気に入りのおもちゃ。後は掃除用に消臭スプレーやウェットティッシュなどあると◎

初めてのフェリーにオカカの不安は大爆発。
大好きなおやつもご飯も食べない。時間を置いて見に来ても食べていない。様子を見に来ても「にゃぁ」とも言わず、ずっとカボチャハウスの中で小さくなって震えているオカカを見て大反省と大後悔。
もっと乗船時間の短い船にしてあげるべきだった。withペットルームにしてあげるべきだった。と思ってももう船の中。withペットルームも空いてないし翌日の下船を待つしかできませんでした。

こんなオカカ初めてみた。ごめんね(泣)

22時以降はペットルームに入れないので、翌朝急いでオカカの様子を見にいくと大鳴き!!!!
他の猫も犬も静かにしているのにオカカだけ凄い鳴き方してて餌も完食していました!昨日はずっと怯えていたから少しは元気になってくれて良かった!餌も食べれて良かった!後ちょっとだから頑張ってね!
と、私も少し元気になリました!

ここから出せぇぇぇい!!!!!!

降りるタイミングはアナウンスで教えてくれるのでキャリーにオカカを入れて部屋を掃除してなんのトラブルもなく下船することができました。
そして旦那さんの実家へ向かいます!

また車に乗って不安いっぱいの顔

実家に着いてからは超リラックス!
我が家よりリラックスしていてちょっと嫉妬するレベル。
とても素敵な日本家屋に住んでいるので日本の猫にはピッタリのロケーション!障子を破いて(やめなさいw)日向ぼっこして、お庭の散歩して、初めてのコタツと縁側はとっても気に入った様子でした。

この先が気ににゃる。(ごめんなさい)
座布団は二枚w
この家大好き!

元々猫が居た家なので猫用の通路があったり、キャットタワーがあったり、みんなとても優しく、障子に穴を開けても怒られる事なく快適に過ごしておりました。
この後私たちはオカカを預けてバリ島へ10日程行ってきました!
オカカと10日も離れるのは初めてなので私は凄く寂しくて「行ってくるからね!」と何度も言ったのにオカカはゴロンしてるだけ。
帰国し10日ぶりの再会は流石に寄ってきてくれるかと思ったけど餌を優先されました。笑 チラッと見てまた餌へw

はぁ〜い!いってらっしゃぁ〜い!俺はココに居るわぁ〜!
あ、おかえり。先にご飯食べますねぇ〜。

そしてドタバタしながら北海道へ帰ります!
帰国前に北海道大寒波のニュースを見ていて、北海道に帰る日は大雪との事。フェリー降りてから自宅まで車で約2時間はかかります。夏タイヤということもあり雪は避けたい。
帰国して電波キャッチしたと同時に少しでも早く乗れるフェリーはないか?を検索し、成田から実家に着くまでの間にフェリーの予約変更完了!なんと便はその日の深夜1時発!実家で1泊する予定が、滞在時間30分!
帰国と同時に変更手続きに追われ、帰宅と同時に荷造り開始!
オカカ拾ってお土産渡して、ゆっくりお話も出来ないまま大急ぎでフェリー乗り場へ!
朝起きて、バリを出発してから、ベトナムで乗り換えて、成田について、その日の深夜1時発のフェリーに乗り込む。というハードスケジュール!ぐったり疲れた。

そしてまた悪夢のフェリー乗船。
大洗発苫小牧行きの深夜便は車とペットは別で乗船するので私はオカカを連れて先に船内へ。
ペットルームについてビックリ、、、、、
ここペットルームであってます?掃除用具部屋じゃなくて?
モップにバケツに、、、掃除用具が壁に立てかけられていて、掃除用具独特の臭い。業務用洗剤なんかも沢山あってタオル?雑巾?え?
ペットルームに鍵はついていなくて誰でも入れる状態。
うわぁ〜。と思ったけど、オカカの様子は来るときよりマシ。
ご飯も食べるし初めはキョトンとしてる感じでした。

またゲージかよ。いうてます。

そしてオカカの大鳴きスタート!
客室とペットルームも近く、船も小さいのでペットルームからオカカの鳴き声が漏れまくり。なんならペットルームの扉開けっ放し。閉めても船の人がまたすぐ開けに来ちゃう。(開けておくのがルールらしい)
鳴き声が響くもんだから、船のお客さん(トラックの運転手さん)がペットルームに見に行くんです。
ゾロゾロみんなで何回も見に行くから、オカカも出してもらえると思って更に鳴くし、見に行ってる人からは「かわいそうだなぁ〜」とか聞こえてくるし、もぉ見に行かないであげて!って気分でした。
「さんふらわあ」の深夜便はペット連れの方にはオススメできません。

船で爆睡して北海道へ到着!
雪はまだ降っておらず無事に帰宅できました!(翌日は大雪だったので1日早めて正解◎)

今回の初フェリー旅はこんな感じ。反省が多くオカカには本当に申し訳ないことをしたなと思います。次回はこんな事にならないように作戦立てます!

自宅に戻ってからはコタツ買ってあげようかなぁ〜と調べましたが置く場所が無いので辞めましたw
薪ストーブの前でゴロンしてるオカカを見ると、これでいいか!と。

畑で保護された野良猫ですが、新しいことを沢山経験しています。
コタツ、薪ストーブ、布団で寝るのも初めてだろうし、フェリーで海を渡る予定なんてなかったはず!w
いや、猫は家の中が幸せで外に出すもんじゃない。と思う方も居るかもしれませんが、私達夫婦は移住して今の生活になる前は色々な土地で生活し旅をしてきた2人です!オカカも家族の一員になったからには少し頑張ってもらおうかと思います!これが私達家族のスタイルだと!!笑
とはいえ、かわいそうな事をしたのは確かなので次はもう少し考えなきゃな。w


旅は疲れるニャァ

ありがとうございました!

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