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自己紹介(改) 「田舎移住、古民家、キッチンカー、保護猫」

移住してきて6年目が始まりました。
以前投稿した自己紹介からかなりアップデートされているのでまた少し振り返ってみます。
最終学歴高卒、フリーター歴9年の私がなぜ田舎移住しているのか?移住後はどんな生活をしているのか?
ながーくなると思いますが、思い出すのもなんか楽しいw

高校卒業後、就職はするものの3ヶ月で廃業。←
社会経験はアパレル、受付、歯科助手。
本当にどこにでもいる、ありがちな生活を送った20代。
24歳で沖縄に行き1年弱、沖縄での生活を楽しみます。
楽しみ過ぎて貯金0になり実家へ帰ることに。
その後2年間真面目に働いて26か27歳で彼氏と一緒に(今の旦那さん)オーストラリアへワーキングホリデイに行きます。

この選択が生活スタイルを大きく変えるきっかけになりました。
約2年間のワーホリ生活は2パターンあって、街を拠点にサーフィンや買い物などを楽しむ生活。または田舎で畑仕事をしながらオフグリットに近い生活をしたりと日本ではなかなか経験できない濃い2年間を過ごしました。
特に、東海岸のロードトリップ中は2ヶ月間のキャンプ生活。その後タスマニアではWWOOFをしながら(農場で無給で働く代わりに食事、寝床、知識、経験を提供してもらうボランティア活動)パーマカルチャーを学び、また3ヶ月間のテント生活。
今までの生活からは想像出来ないことの連続で泣いたり怒ったり忙しかった笑
とはいえ、圧倒的に学ぶことが多くて楽しくて、私の経験値は格段にレベルアップしました。

その後ワーホリが終わりまた旅に出ます。
バリへサーフトリップ→インドでヴィパッサナーメディテーション(インドの事は濃過ぎて書ききれないw)→ミャンマー、カンボジア、マレーシア、タイ→ただいま日本!
全財産を使い切り、ほぼ0円帰国をした私達w
家なし、仕事なし、貯金なしで到着したのが北海道ニセコ町。
ハイシーズン真っ只中のニセコはまだリゾバの求人が出ていて、1月過ぎていましたが仕事ゲット!寮もゲット!と、ニセコでの生活が始まります。

1年目は正直最悪。ワーホリ中に膨らんだ夢が一気に潰された感覚。「ハーフビルドで宿を建てたい」なんて言うと集中砲火。ポジティブな言葉をくれる人はほぼ居なくて「無理だ、出来ない、解ってない」とばかり。
あぁ日本に帰ってきたな。と実感し日本の悪い部分ばかり目につくように。

寮を出てからはアパートを借りて住むことに。
働かなきゃ。と変に力が入り、ホテルに就職したものの仕事量、仕事環境、共に最悪で体重がみるみる落ちていき、私は何をしているのか?こんな生活は望んでいない、なんの為に移住したのか?考え直し退職。
そこからはお手伝い感覚の仕事をしたりしながら繋いでいて、その後誘いを受けて外資系の会社に就職。そしてすぐにコロナ。
私の会社ではメール1通で8割の社員が解雇になりもちろん私も解雇。
当時パークハイアットでシェフをしていた旦那さんも解雇。

ニセコの冬のハイシーズンはインバインドのお客さんが9割以上を占めるので、コロナが落ち着き、国内の観光需要が高まっても、国際線が開くまでこのエリアの観光業は低迷したままでした。

そんなコロナ禍に始めたキッチンカー!
会社をクビになった事でコロナの特別措置として低金利で銀行からお金を借りる事ができたのでそのお金を使って先輩から安くバスを譲ってもらいました。

Food truck YURAGIです!

和食のキッチンカーは珍しくあまり見かけません。
なんせキッチンカー向きじゃない。笑 仕込みは出汁をとるところから始めるので毎日帰ってきて仕込み場での作業があります。
遠出できるのがキッチンカーの良いところですが私達は片道2時間がいいところ。
往復4時間+仕込み4時間+営業6時間 14時間労働、、、笑
これに買い出しとか開店準備とかもっと時間はかかるわけで、、、笑

商材変えなよ!と思いましたが、とことんこだわり私達のスタイルで営業することに意味があるのかなぁと最近やっと思えてきています。
ここでビジネスのためにやりやすい方を選んで売りたくない物を売り始めたら、やりたくない事を仕事にしている事になり、ふりだしに戻ってしまう気がして。(冬は商材変えています!)

イベント運営のスタッフ弁当
オーガニック農家の友達の野菜を売ることも!
なんでも手作り(今はこの旗使ってないけどw)

今年でキッチンカー4年目が始まりますが、キッチンカーを初めてすぐにぶつかった家問題。アパートの土地にバスを停めるスペースはないし、在庫を保管しておくには1DKのアパートじゃ狭すぎる。ニセコで一軒家を借りるなんてお金が足りなすぎる、、、。

そこに現れたのが今の家の大家さん!、、、のお兄さん!笑
コロナ禍で移動が出来ない時期にニセコ町の町営温泉の前で出店していた時に声をかけてくれて「このバス普段どこに置いてるの?崩す予定の家あるけど見に来るか?」って。後日家を見に行って借りることを決めました!
それが今住んでいる築70年超えの古民家になります。

この家は元々農家さんの家で、大きい納屋と池と畑があります。
庭にはハスカップ、桑の実、ラズベリー、グズベリー、りんごと、夏から秋にかけては沢山の木が実をつけます。
池には鱒を30匹程放流しています。鴨の夫婦も毎年卵を産みに来ます。
ただ鱒は野生動物に沢山食べられてだいぶ減りました。
鹿、キツネ、たぬき、アライグマ、テン、イタチ、ネズミが居て、イタチは池に潜って魚を獲るらしい!見たことないけど。
家は水道は通っておらず湧水が蛇口から出ます。
トイレは増築したのでセンサーで流れます笑
床下はかなりボロボロで束石が崩れているところもあり正直心配ですが今のところ大丈夫。
内装は完成しないまま引っ越しになったので初めの1年は床が張ってなかったりキッチン、浴室、洗濯機が機能しなかったりと大変でしたが今は無事生活出来ています。
暖房は薪ストーブ。春に山に入って木を切り出します。薪割りをしてよく乾かし冬に備えます。暖房費の節約になるのと、使っているエネルギーが目に見えて減っていくのでエネルギーのありがたみを感じます。
2年目の春に薪小屋を建てました!今まで納屋からソリで薪を運んでいましたが家の横に薪小屋が出来て冬の薪補充がだいぶ楽になりました。


めちゃめちゃ片付けた日のリビング
めちゃめちゃ片付けた日のキッチン
改装中の床下
改装中の天井
仕事の合間での改装は大変でした
2年目に買い替えた薪ストーブ
納屋の廃材で建てた薪小屋(途中)

四季の生活は
春は薪作りとスノーボードを少し。山菜採ったり、旦那さんはサーフィンもスタート!峠に雪があるうちはキッチンカーを動かせないので営業はほぼ無く、冬の疲れを癒したり、遊んだり夏に向けての準備期間。
夏はキッチンカーの営業スタート!だいたい1週間で4日営業できればいい方!草も沢山生えるので草刈して、あとは波があれば海へ行ったり、BBQしたり、今年は富良野に行くのが楽しみです!
秋になるとキノコを採ったり乾かしていた薪を薪小屋にしまったり、雪囲いをしたり冬の準備を始めます。11月には雪が降るので10末とかでキッチンカーの営業は終了。
冬は雪遊び!スノーボードシーズンイン!観光客が増えなかなか滑れなくなってきていますが家から5分でゲレンデなのは最高!昼まで滑って、除雪して、仕事へ!そんな毎日が続きます。

車で2時間で海も綺麗!
朝活
除雪地獄
薪割りババァ草刈りジジィ
庭のハスカップ

そして、また春がやってくる。
1年の中でで4月と11月はお休み期間なのでたっぷり休みを取れます!
12月〜3月が冬のハイシーズン
5月〜10月がグリーンシーズンといった感じでしょうか。

移住6年目にしてやっと生活のリズムがわかってきました。
移住直後の極貧生活からコロナが始まり安定しない生活が続きましたがやっと先が見えたというか、安心して生活できるというか。なんだか大人になった気分です。←おいw

最後にオカカ。
畑で拾われた野良猫で我が家にやってきました!
少し長く書きすぎたのでこちらからどうぞ!←

その他の記事もマガジンにある程度まとめていますのでよければ読んで見てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


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