転職活動奮闘記①自己分析〜面接前準備
こんにちは。Nekoです。本編の前に、簡単に自己紹介をさせていただきます。
28歳女性(自称5歳)。
資格なし(車の免許のみ)。
現職はビジネスウェア専門店の販売員(パートタイマー、フルタイム)。
好きなものはゲームとオシャレと旅行と酒。嫌いなものは暴走族。
そんなどこにでもいる平凡な人間Nekoですが、この度1ヶ月半にわたる転職活動を無事に終えましたので、そのいろいろについてセキララに綴っていこうと思います。これから転職活動をする人、その予定はないけど転職活動ってどんな?という人たちの何かになれば幸いです。
なお、ここに公開している情報は、基本的にはわたし自身が個人的に感じたこと、考えたこと、実行したことであり、全ての人にこの方法や考え方が適しているとか、どちらが必ずしも正しいという事ではありませんので誤解しないようお願いします。
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転職したい理由をピックアップ
●何故転職したいのか?を明確にする
そもそも何故転職しようと思ったの?ということを簡単に書いていきます。この後、転職活動において避けて通ることのできない面接のために、表向きの転職理由は考えることになるのですが、本音をしっかり整理しておくことは自己分析にも繋がりますので、ここで現職の何が嫌?何で辞めたい?を遠慮せずピックアップしていきましょう。
①立ち仕事がしんどい
②給料が少ない
③終業時間が遅い
④営業が嫌
⑤上司や同僚への不満
⑥会社の将来性への不安
ひとつずつ理由を解説していきます。以下しばらく、悪口タイムが続きます。
①立ち仕事がしんどい
1日8時間立ちっぱなしって正気?とふと我に返る。それもスニーカーではなくパンプスです。毎日の足裏から来る激痛と疲労感は確実に人生のモチベーションを削ぎ落としました。単純なことですが、この先も長く働くことを考えれば、これは立派な理由です。
②給料が少ない
パートタイマーですから当然も当然です。ただし年収は約280万と、パートにしては稼いでいる方だったかなとは思います。しかしわたしにとって大事なのはそこではなく、"自分が不自由なく生活することができるだけのお金が欲しい"ということなのです。そもそもの金遣いが荒いのでそこは反省しないといけないのですが、家庭で決められた金額を貯金・家賃・光熱費・食費に回し手元に残るお金はわずか。不自由が先行してしまい、カード分割支払い生活を余儀なくされ、娯楽にケチケチする日々が続く。余裕のある人間性を得るために収入源を変える必要がありました。
③終業時間が遅い
今までは長い間19:30、もしくは20:30の終業でした。なんとか交渉して19:00に上がれるようにしてもらいましたし、パートタイマーを理由にほぼ残業せずに帰宅していたので、贅沢な悩みかもしれませんが、わたしよりも早く仕事を終え家で夕飯を食べずに待っていてくれる旦那さんのことを思うと、ここはもう少し改善できるのではないかと思った部分です。
④営業が嫌
いわゆる、「服屋の店員が話しかけてくるのが鬱陶しい。」というあの現象の、服屋の店員側を仕事にしているわけです。Twitterなどで投稿されるそういったツイートの反響を見てもわかる通り、世の中の大半の人は「服屋の店員は鬱陶しい」と考えていますし、わたしも客側で店に行く時は誰にも話しかけられず静かに商品を見たい人間のひとり。店員はそれをわかっていて、「お手伝いできることはございますか?」などとお客様にアプローチをしなければいけないのです。何故なら"数打ちゃ当たる"という精神で少しでも会話のきっかけを作り売上に繋げることが仕事だから。この環境が、そしてそれに対するお客様の度重なる冷たい態度や無視の積み重ねが、どれだけストレス度数に影響するかは、想像に難くないはずです。
⑤上司や同僚への不満
同僚がぼーっとつっ立ってるだけで全く仕事をしない。「どこに行っても同じ」と思う人が多いでしょうし、一理ありますが、気にしないようにするか環境を変えるかならわたしは迷わず後者を選びます。何故なら不公平は暴走族と同じくらい嫌いだからです。もちろん安易に転職を考えたのではなく、職場内でその問題を解決するべく行動もしました。しかし、同僚が仕事をしないことに対してのわたしの訴えを、上司はその事実に気づいていながら聞き流して対策を取りませんでした(退職とか減給とか降格とか、できることはいくらでもあると思う)。ここまで書けばおわかりかと思いますが、"上司も仕事をしない"のです。まともな会社ならこうはなりません。声を上げて上が動かないなら自分が動くしかないのです(本来なら本人に面と向かって言いたい性格ですが、人間関係のこじれを招くだけなのでぐっと我慢)。
⑥会社の将来性への不安
会社は大赤字。そもそも昨今の情勢から、働く際の服装はクールビズの浸透などによりオフィスカジュアルが着々と進む一方多くの企業でテレワークも推進され、明らかにスーツの需要がない。冠婚葬祭など今後必ず着用が必要な場面はあっても、需要が急激に増えることはない。つまり、お店にお客様が来ない=仕事のやりがいもない。ということになります。ただワイシャツが入っている透明の袋を劣化したものから新しいものに取り替え続けるだけの毎日(しかも立ったまま)。個人にとっても会社にとっても、これでは成長のセの字もありません。何も生まれないのです。
これらの理由が積み重なって、今まで6年間、頭の中を何度もよぎったが実行はしてこなかった"転職"の原動力になっていきます。しかし直接的な理由は、転職活動を始めて1週間くらいのタイミングで足に激しいむくみの症状が発生し転職せざるを得なくなったというものです。内定が出た現在も在職中ですが、当然そのタイミングで仕事にも行けなくなってしまった為収入が絶たれ、生きるために、何としても転職しなければいけない状況になってしまうのです。
●焦っても仕方がないという心構え
ここで大切なのは、絶対に焦らないこと。これからの人生を大きく左右する転職活動において"焦り"ほど悪い感情はないと思っています。お金は減るばかり、家族に迷惑をかける、このままずっと決まらなかったらどうしよう。ほら、でも、自分の人生に妥協はしたくないでしょ?わたしのように早く転職先を決めなければいけない人も、もう何度も選考をしているのに全然受からない人も、きっと焦って空回りをしているだけなんです。焦らなければ、受かります。だって正社員として働いた経験もない、資格もない勉強もできないこのわたしが受かったんですから(何もないわたしの今回の唯一の勝因は、焦っても仕方ないという心構えがあったことだと思っています)。
●現職の良い所と悪い所を明確にする
念の為補足をしておくと、現職にも"希望休が100%通る"、"パートタイマーでも0.5ヶ月分以下くらいの僅かな賞与が年2回支給される"、"人間関係は悪くない"という良さはあります。ただそれを上回る転職に踏み切る要素が大量にあり、羅列すると現職の悪口ばかりに見えますがこれそこが転職活動に必要な要素です。良い所も悪い所もひっくるめて全て比較材料にするのです。現職の環境に自分に合わないところがなければわざわざ労力と時間を使って転職する必要はありませんので、まずは自分の気持ちに正直になり、絶対に転職するんだ!という意思を固めた方が転職活動に支障が出ません。そして、何が要因かを突き止めてひとつずつピックアップしていくことが大切だと思います。
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譲れない条件、妥協する条件
●理想と現実を擦り合わせる
上記で、企業に応募するにあたって、何故転職したいのか?をピックアップしてきました。ここで上に挙げた解決事項を、譲れない条件と妥協する条件に振り分けていきます。さらに上記のピックアップでは触れなかった小さな希望についても書き出していきます。これらは事前に準備しておくと求人を探す際のベースとなりますが、選考中に変更が生じる場合も大いにあります。
上の見出しで6点挙げた解決事項を参考に、どうしても譲れない条件だけをピックアップすると、このようになります。
・立ち仕事を避ける
・収入アップ
・営業以外の仕事
・選考に適性検査がない
わたしが重視したのはこの4点です。4つ目何?って感じですが、これについては次の記事で触れたいと思います。とにかくこの4点をチェックしながら、自分の強みを活かせそうな仕事を探していきました。
そして、反対に妥協したのはこちら。
・終業時間 (残業ほぼなし、残業代全額支給前提)
・年間休日日数
・服装自由、髪色自由
こちらが、できれば叶えたかったが今回妥協した項目です。ただし、終業時間を妥協する場合には"勤務地"と"残業"は良い条件を確保することとし、ざっくり19:00終業で妥協するけど遅くても20:00には帰宅できるようにしたい、というような考え方で進めていました。このように、自分なりの理想と求人から読み取る現実のバランスを考えながら求人を探す時間はとても有意義であり、転職活動の中でも最も楽しかった時間の内のひとつです。
※残った項目、"上司同僚への不満"と、"会社の将来性"については、わたしが直接どうこうできる問題ではないのでここでは省きました。
わたしにはビジネスにおいて誇れるスキルがないので、元々転職できる業種は限られているのを自覚していましたし、その上で譲れない条件を多く掲げてしまえば、当然選べる企業は限られてきます。全てを満たす企業が見つかり無事内定をいただくまで転職活動が長引けば、それこそ経済難に陥るとか、精神的に追い詰められるなどして家族に迷惑をかけますので、どこかに妥協点は必要だと感じました。今回内定の企業では、現職と同じ10-19のシフト制で、残業はほぼなし、あったとしても1分毎に支給という形なので、希望していた19:00より前の終業は叶わなくとも、条件としては悪くはないと思っています。
●休日に対する考え方
多いに越したことはない休日。転職活動初期はかなり休日数を重要視していて、年間休日125日なんて誰もが憧れるワードにつられそうになることもありましたが、最終的にこの休日も妥協しました。いくつか求人を見ていて思ったことは、
休日につられて自分ができるかどうかのイメージもつかない職に漠然と就き何だかよくわからない仕事に勤しむ毎日より、今の自分が持っているなけなしのスキルが活かせる仕事をしつつ必要があれば有給が確実に使える企業を選んだ方が後々幸せなんじゃないか?
という事です。というのも極論、休日があっても結局ゲームしかしないからです。気軽に友達と休みを合わせて出かけられるご時世でもなく、休日に何か特別なことをするかと言われればそんなことはなく、基本的には家で転がってソシャゲに課金をするしかやる事がないのです。であれば、年間トータルの休日の多さではなく、1日の拘束時間で考えて、規則で決められた時間に帰宅できること(=残業が少ないこと、あっても残業代がしっかり出ること)、そして、有給休暇がしっかり消化できることという部分を重視した方がよっぽど有意義な人生になるだろうという結論に達しました。正社員として雇用されしっかりと稼ぐことを決めた以上、人生のうち仕事をしている時間が圧倒的に多くなってしまうわけですから、仕事は心からやりがいを感じるもの、もしくは職場は居心地の良い場所ではなくてはならないと思ったのです。その考えのもと、当初あまり意識していなかった社風というのもかなり重視するようになっていきました。今回頂いた内定も、仕事柄から来る休日の少なさ(年間休日105日)の代わりに社員を思いやる社風や理念に魅力を感じていて、残業時間の少なさや有給取得推進の風土はしっかり根付いているだろうと考えた上での承諾であり、不満はありません。(働いてみないと真実はわからないけどね!)
●残業代の仕組み
残業について少し触れていきます。求人によくある表記で、残業代全額支給(1分単位で支給)というものと、みなし残業時間を超えた場合は残業代別途支給、といったものがあります。このみなし残業というのがなかなかのネックで、わたしはこれが含まれていることを理由のひとつとして最終選考まで残った企業の選考を辞退しました。
みなし残業とは、1ヶ月のうち、だいたいこれくらいの時間は残業するであろうという時間をあらかじめ定めておくことで、言葉の通り残業したとみなす制度のことを言います。そのみなされた残業時間分の残業代が月給に含まれているのです。なので、例えば求人に、
月給25万(みなし残業代30時間分/6万円を含む。超過分は別途支給します。)
という記載があった場合、この求人の基本給は
月給25万円−残業代6万円=基本給19万円
ということになります。基本給19万ということは手取りに直すと15万弱。さらに言うと、月に30時間残業するということは、月に休日が8日あったとして、22日出勤したら、単純に1日換算で計算すると1日に必ず1時間〜1.5時間程度の残業があるという計算になります。もちろんみなし残業制度では、残業が発生せず帰宅した場合も30時間分の残業代が必ず支払われるので、効率よく仕事をこなし毎日残業をせずに帰宅できる環境があるならば労働者側にはメリットしかないのですが、その保証はどこにもなく、そんな都合の良い話はまずないと思った方がいいと、わたしは思いました。わざわざ残業がみなされているのですから恐らく残業はします。勤務時間の表記が9時〜18時だったとしても実際に会社を出られるのは19:30頃になり、1日の拘束時間が長くなる可能性が非常に高いと言えるでしょう。
企業側がみなし残業制度を導入するメリットは、残業代を計算する業務の人員や手間を省いたり、パッと見で給与が高く見えるため求職者を募りやすかったりする事です。ですので、みなし残業30時間の企業の面接官が「ほとんど残業はしません」と言うのなら、それは釣り文句だと思っておくのが妥当だという結論に至りました。もしかするとみなし残業制度にはまだわたしの知らない良さがあるのかもしれませんが、わたしは調べていくうちにどこか騙されているような気持ちになったので、こういった制度を導入していない企業の方が信用できると思ったのです。
●服装自由、髪色自由。本当に必要?
そして最後に、学生の頃からぼんやりとそのうち叶ったら良いなと思っていた、服装自由、髪色自由です。服装自由というラフな仕事のスタイルに憧れていたのと、髪色もアッシュやピンクブラウンなど少し変わった色が好きなので、職業柄それが縛られてしまうことに多少窮屈感を覚えたことはありました。ですが、結果妥協です。1ヶ月も仕事を探していると、最初は譲れない条件+やりがいがなくても楽な仕事がいい!たくさん休みたい!オシャレしたい!といった私生活にゴリゴリに寄せた理想だったのが、だんだん譲れない条件+業務内容に対する満足感や自分の貢献度、社風など自分の身なりよりも仕事をする自分のイメージを理想として描くようになり、服装髪型自由は「後から付いてくればラッキー」な項目だと思うようになりました。いつしか、オシャレや楽をするための仕事を選ぶのではなく、自分の人生の一部分として充実感を見いだせる仕事を選びたいと思うようになっていました。仕事をするのは他の誰でもない自分ですから、仕事に手応えがないと、どんなに自分の好きな外見で週4日ペースで仕事ができるとは言っても、その4日間にまるで存在意義を感じないことになってしまい、それはわたしは嫌だな、と思うのです。
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実際に応募した職種と感想
わたしは今まで接客業を12年間経験していますが、逆に言えばわたしの経歴にはそこしか取り柄がありません。「接客は嫌いじゃないけど営業は絶対にやりたくない」と漠然と考えていて、学歴も音楽の専門卒で仕事にまるで活かせないし、資格も言語力も正社員経験もないし、そんな自分に務まる仕事などあるのだろうか?と、転職活動を始める前からずっと不安に思っていました。やりたい仕事が特別なかったし、できそうな仕事はだいたいやりたくない仕事(営業)だったので、業務内容を定めるのが一番手こずったかもしれません。この項目では、今回の転職活動で、わたしが実際に応募検討した職種と、最終的に何故内定を頂いた職種が良いと思ったかについて書いていきたいと思います。
まずは、わたしが実際に応募した求人の業務内容の一覧をご覧ください。
・コールセンター(1社)
・生命保険加入者のアフターサービス(2社)
・コールセンターのSV候補(3社)
・クリニックのサポート業務(2社)
時系列順です。全部で8社応募しましたが、職種は意外と絞って応募しています。ひとつずつ職種の解説と応募してみた感想を書いていきたいと思います。
1つ目のコールセンターは、座り仕事で接客業務が活かせる点で可能性があるのではと思っていました(最初はこれしか思いつきませんでした)。コールセンター業務には大きく分けてインバウンドという受電業務とアウトバウンドという架電業務の2つが存在します。インバウンドはお客様窓口、カスタマーサポートのようなイメージで、もちろんクレーム対応は避けて通れません。アウトバウンドは顧客リストに沿って顧客に電話をかけ商品を提案するいわゆる営業や、商品を購入した顧客へのアフターケアなどがあります。……ここまで読んでいただいた人ならおわかりかと思いますが、この時点でコールセンターはわたしにとってはできそうな仕事ではあっても、決してやりたい仕事とは言えませんでした。
2つ目の生命保険加入者のアフターサービスは、顧客の新規開拓ではなく既存顧客へのサポート業務であるため、営業特有の売り込む姿勢がないとの転職エージェントからの勧めで応募。3社ともエージェント経由での応募でした。保険会社は女性社員が多く、女性の働きやすさに特化した企業が多いことも特徴で、業務内容よりも条件面を重視したいという転職活動初期のわたしの希望を汲んでピックアップしてくれたそうです。しかし面接の中ではっきりと「数字を追う仕事です」「入社したらまず資格を取得しなければなりません」と明言された途端、エージェントから聞いていた話や想像とは異なる厳しい仕事なのだろうと認識して、感覚で違うなと思ってしまいました。
3つ目のコールセンターのSV候補は、コールセンターのスタッフを取り纏めるスーパーバイザーという管理職に未経験からチャレンジできる求人で、コールセンター業務よりも人材のマネジメントを中心に行える点に興味を持ちました。具体的には、コールセンターで働くスタッフのシフト管理や作成、お客様対応の簡素化や全スタッフ間の統一化を図るトークスクリプト(マニュアル)の作成、商品情報についての研修実施など業務は多岐にわたります。とはいえ、最初の3〜6ヶ月は基本的なコールセンター業務を身につける期間。アウトバウンド(営業)を含むコールセンター業務を最初の数ヶ月我慢し、一人前になれれば、人を引っ張っていく仕事を任せてもらえ、そしてSVの仕事自体は性格上とても向いていると思ったのです。実際2社応募したうちの1社は面接の手応えも良く、最終選考の結果待ちまで進みましたが………我慢?管理職を任せてもらえるかどうかも恐らく仕事の出来次第。全てが運任せの神頼み状態で、先が思いやられますね。
最後に4つ目のクリニックのサポート業務。こちらが今回内定を頂いた企業(法人)の業務内容です。サービス業なのでもちろん売上や利益を追っていく心構えは必要ですが、この仕事のメインは来院いただいた患者様の心と体を支えること、そして医療に携わる医師の身の回りのサポートに回ることであり、人の役に立つ欠かせないポジションであることが大きな魅力でした。それは商品を買う予定がないのにフラッと来店したお客様にも漏れなくひたすら声をかけ続けるアパレル営業とも、一歩間違えば迷惑電話となりうるコールセンターのアウトバウンド営業とも違う、自分の存在が他人に必要とされる仕事であり、今まで培ってきた人に対してのおもてなしの精神が存分に活かせる仕事であると思ったのです。責任は重大ですが、必要以上に自分の価値を下げずに済むという仕事内容そのものの魅力と、患者様と従業員の幸せを心から願い経営に反映させる姿勢に希望を抱き、入職を決めました。
転職活動を通して改めて気づかされたことですが、わたしは仕事に対し、自分の存在価値を求めていたのです。自己肯定感が高いので、基本的な考え方として、自分はひとりの人間としてこの世に存在する価値があると思っています。ですから、仕事を通じて人としての存在価値を否定されるようなことがあってはならないのです。お客様から接客を拒否されることを"否定"と捉えない人は、恐らく営業に向いています。しかしわたしは仕事をする中で何度も、存在価値の否定的な意味でも、人員過剰的な意味でも、果たしてわたしはここにいる必要があるのだろうか?ということをずっと考えてきました。その答えが転職にあり、自分のためにこの決断を下せたことを誇りに思っています(実際に新婚旅行とコロナウイルス発生の時期が微妙に重なってしまい1ヶ月出勤停止になった際も、今回足の不調で1ヶ月間仕事を休んだ際も職場に全く支障がないという事実が、現職におけるわたしの存在価値の程度を物語っています)。新天地ではまず自分に自信を持てるレベルの知識を身につけることを最優先とし、持ち前の勢いの良さと接客経験を活かして業務に貢献していきたいです。
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今回の記事はここまでです。転職活動の初めに必ず行う自己分析、求人の条件面、職種についてのお話と、比較的面接前の準備に特化した内容でまとめました。次回の記事では転職エージェントについてのお話と、中途採用面接の服装のすすめです。お楽しみに!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
Neko
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