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言葉の花束ーアキの詩集No.55


1.「優しい風」

夕暮れ時に
そよそよと吹く風が

優しく
頬を撫で

体をふわりと
包み込む

緊張が
ふっと緩んで

風の中に
身を預けたくなった

ふわりと優しい
風のベッドに
ばたんきゅうしたくて

母のような
優しい風の胸の中に
飛び込みたくなって

私の全てを
受け止めて欲しくなった

そんな私に対し
風は

今日も
お疲れ様
よく頑張ったね

そんなエールを
送ってくれたような気がして

私は再び
自分の足で立ち
歩くことを決めた

優しい風に
心を受け止められて

私はまた
明日も頑張れる気がした



2.「ちょうど良い」

お腹いっぱいよりも

ちょっと空いているぐらいが
ちょうど良い

溢れんばかりの
栄養はいらない

腹八分目が
ちょうど良い

愛も同じ

いっぱい
注がなくて良いよ

ほどほどに
注いでくれるだけで

もう
心がいっぱいだよ



3.「何事も結果よりも過程が大事」

執着を手放すべきと
偉い方々は言うけれど

執着を手放すことそのものよりも

執着を手放せるようになるまでの
過程が大事だと思う

執着を手放そうと
あらゆる誘惑や雑念を
排除しようとしても

そう簡単に
いくわけがない

執着がないという
結果にこだわって

どうしたら
そうなれるか

その方法を
自分なりに模索して
経験を積んでいくことに
意味がある

たんに
結果を丸暗記することに
意味はない

他人のやり方を
真似しても良いが

それが自分に
合っているとは限らない

他人のやり方をベースにするとしても
自分に合ったやり方は
自分で積み上げていくしかない

何事もそうだけれど

結果はただの象徴でしかないよ

大事なのは
それに至るまでの
過程であり
経験だよ

その経験を積み上げるのは
自分だよ

それはあなただからこそ出来る
大事なミッションだよ



4.「ただいてくれるだけで良いのに」

母親からの

あなたのためにが
重い

色々
ものを買ってこなくて良いから

とりあえず
家にいてよ

普通に
会話しようよ

何か
してくれることは
望んでいないよ

ただ
いてくれるだけで良い

他は
望んでいない

この気持ちに
いい加減気付いてよ



5.「たまらない」

疲れているときの

美味しいご飯が
たまらない

猫の
柔らかさと温もりが
たまらない

家族との談笑が
たまらない

お風呂で
汗をきれいに流すのが
たまらない

色んなことが
骨身に染みて

いっそう
心地よさを感じることが出来る

生きていて
良かった

そう思える一時が
また
たまらない

そういう想いによって
明日も頑張ることが出来る



6.「寄り添い歩く人々」

腕を組んで
老夫婦が歩く

若いカップルが
横に並んで
信号を渡る

犬を連れた女性が
道を歩く

友達らしき
女の子が二人
並んで歩く

同じユニフォームを着た
少年達が
自転車に乗って
駆けていく

道行く人々の
寄り添い合って
歩いて行く様子を見ると

誰だって
一人では寂しくて

だからこそ
誰かの温もりを感じたくなる

心と心の温もりが
感じられる距離で

お互いの温もりを
感じながら
誰かと歩きたくなるものだと

ふと
考えてしまった

今日の帰り道



7.「美味しいものほど体に良くない」

美味しいものほど
体に良くない

分かっていても
つい手が出てしまう

衣のサクサク感に

口の中で
じゅわっと広がる
エビや野菜
きのこの
風味

その食感
その味わいを
覚えてしまったら最後

メニューで
捉えてしまったら

もう
頼むしかない

ここの店のやつは
大丈夫

そこまで
油っぽくないはず

ここのは
絶品だと
知っているからこそ

リスクを冒してでも
注文してしまった

食べた瞬間の
トレビアンな味と食感

その感動が
たまらない

そして
忘れてしまうのだ

時間が経つと
油がお腹に浸透し
徐々にお腹の元気を
奪っていくということを

お腹の不調と引き換えにしてでも
食べたくなる

その名も
天ぷら

あれだよね

危険だからこそ
魅惑のある
魔性の女みたいな

今回も
悪い女に
してやられたよ

あぁ
お腹が苦しい

でも
また食べたいな

懲りないね
こりゃ

悪い女に
何度もはまる男の思考パターンだよ
これ



8.「過保護な母」

私はいつまでも
子どもじゃないよ?

いつまでも嫁に行かず
実家に居続けているのは
悪いと思っているよ

自分の生活費や
医者代とか
税金や保険の支払いとか

出来る支払いは
やるようにしている

洗濯物や
料理とか
家事もやっている

親の扶養義務の時期は
とっくに過ぎているのに

こうして
衣食住を保証してくれているのは
本当に感謝している

ただね
私を一人の大人として
見てくれているか
母に対し
疑問に思うことがある

今朝の置き手紙に
「車の定期点検の時期が過ぎている」と
書かれていたけれど

「予約を取ってあげる」とか
発想が過保護だと思う

仕事の空き時間に
車屋さんに電話して
予約取ったけど

そのくらい
自分で出来るのに
何で
やってあげようとか思ったの?

もう
してあげる必要のある
年頃じゃないんだけど

そこまで
信用されていないのか

子離れできて
いないのか

帰宅後
母に
予約を取ったことを伝えると
「お金を出す」と言われた

万単位でお金がかかることは
障害者雇用のパートの給料では
正直きついため
そこは甘えさせてもらったけれど

5万以内ならば
自分で出したい

母は
どこまでも
何かしてあげようと
するところがある

そして
頼んでもいないのに
あれこれ何かを買ってきては
私にくれようとする

私は
何かして欲しくはないし
何もいらないよ

それよりも
私が何かをするのを
ただ見守って受け入れて欲しいよ

けれど
おそらくそれが難しいだろうから
精神保健福祉士を目指して
通信を受講していることが
今も母に言えないでいる

私も母が
信頼出来ない

そして母も私を
大人として信頼出来ていないのかも知れない

大人になったことを
受け入れたくないのだろうか?

どう思われていても
私は自分に責任を持って
自分の人生を開拓していきたい



9.最後に

日常生活の中で

思ったことや

感じたことを率直に綴った

ポエム集です♪


何か感じて頂けたものがあれば

幸いです(^^)


最後までお読み下さり

ありがとうございます♪


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