言葉の花束ーアキの詩集No.132

１．「早起きは三文の徳」

早起きは
三文の徳と
言うけれど

一体
何の徳があるんだ？

何て
思ったけれど

これを見たら
納得だよ

早起きしてでも
見る価値があるね

空を
赤く染め上げる
朝焼けは

何て
絶景なんだ

２．「男女の垣根」

長ズボンをはいて
通学する
女子高生を見かけたよ

今の時代は
男だから
とか

女だから
とか

そういう
固定観念が
壊され始めているんだね

それによって
守られるものもあれば

侵害されるものも
ある気がする

男女の垣根を
ぶち壊すのが正義と
考えるのは
危険かな

結局
その考えの根底にも

男女の固定観念が
隠れているから

３．「優しさをちょうだい」

雨風が
怖い

言葉に
ならない不安が
押し寄せる

こういう時
察して

誰かが
声をかけてくれるか

さっと
抱き締めてくれると
安心する

私が一番
欲しいのは

雨風しのぐ
雨具じゃないのよ

心を
包み込む
優しさなのよ

でも
雨具みたいに
コンビニで売っていない

だから
心細い

誰か

この雨風から
私を守って

優しさを
ちょうだい

４．「舟をこぐ」

電車に
揺られて

うとうと
ゆらゆら

こっくりと
舟を
こぐ

私は
夢の世界に向かって
航海中

何て
ダメだよ

夢の世界なんて

行き先は
現実世界でしょう！

と
自分に鞭を打っては

夢の世界と
現実の世界を
行ったり来たりする

毎度ながら
愉快な朝だ

５．「日々の変化」

昨日の私は
今日とは違うし

明日の私は
今日とは違う

日々
私は
変わっている

だから
生まれ変わったつもりで
朝を迎えているんだ

その変化が
少しでも良い未来への
前進となるように

今日も
行ってきます

６．「頑張ろう！」

どうしよう

なんて
あれこれ考えても
どうにもならない

いつも通りの
私で大丈夫

眠い目を
こすって

ちょっと
気を引き締めて

ワクワクを
お供にして

頑張ろう！
実習
最終日を

７．「楽しみを探求する」

嫌なことなんて
ないさ

良いも
悪いも

みんな
自分が決めているなら

どんなことにも
楽しみや
ワクワクを見つけていけば

怖いものなんて
なくなるさ

何かを
探究するなら

知ること
学ぶことを
極めて

楽しみ
味わい尽くしたい

そうしていけば
嫌なことなんて

いつの間にか
なくなっていくはずさ

８．「あくび」

万歩計が
あっても

１日
１万歩は
歩けないから
意味ないだろうなぁ

でも

あくびなら

１日
１万回かく
自信があるよ

ほら

今まさに
あくびをしている

あぁ
眠いなぁ

９．「ネガティブな感情との付き合い方」

ネガティブな
感情は

それを
なくそうとするよりも

それを
受け入れて
上手く付き合える状態に

自分を
整えることが

大事なのかなと
思うんだ

１０．「弱みも強みも」

欲も
エゴも
執着も

そういった
自分の弱みも

愛や
思いやりなどの
強みと同じく

人らしさでは
あると思うんだ

人らしさに
いらないものはなくて

みんな
自分が生きて

自分が成長することに
必要だから
存在する

今
自分が自分として
存在するのに
必要なものなら

弱みも強みも
みんなひっくるめて

愛おしむことが出来たら
最高だと思うよ

１１．「かじかむ手」

かじかむ
手と手を
つないで

温め合って
ほっこり
幸せ

人肌の
温もりから
感じるよ

相手の
温もり

そして
優しさ