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泣いちゃうお年玉。

お年玉って両親に渡しますか?
私は18歳で高校卒業して就職。
それからずっと親、祖父母、親戚の子などに必ずお年玉は渡してた。
結婚して相方さんが一度もあげたことないと言う事に驚いた・・・
そんな人もいるんだなって。
相方さんはボンクラ(←古)学校を出た私が出会うのがおかしい
頭の良い大学を出て地元でも大手の会社に勤めていてお給料も良かったのに
まぁ、家庭環境ってのもあるだろうけど

相方さんが脳出血で倒れた2017年のお正月に
初めて両親に相方さんの手からお年玉を渡して
義両親はとても喜んでた・・・
これからは毎年恒例にしようねって言ってたのに
脳出血で倒れて昨年の春に療養期間満了で退職。
働くにはまだまだほど遠い身体の状況。

夏が来て退職した会社から夏季賞与。
さすが大手。期中在職期間あると賞与対象となるそうで
冬も少し出ると思いますよ。と聞いていた
コロナの影響で在職していた企業もかなりの赤字が出ていると
ニュースでも見かけていたけど・・・
12月10日聞いていた通り、どなたかの初任給くらいの冬季賞与を頂いた
この厳しい状況の中、とてもありがたい事です。

私も仕事をしていないし無職夫婦な状態。
さて使い道・・・どうしようかとも思ったけど
おそらく相方さんにとっては最後の賞与。
この先、頑張って働けるようになれば貰えるかもしれないけど
働けるようになる可能性は低いほうかなっ・・・っても思って

まずは欲しいものを。
まっさきにナイキの靴が欲しい・・・と
歩けないんだよねっ車いす生活。
だけど靴が欲しい!胸が締め付けられる・・・
アウトレットで靴と靴に合わせたトレーナーを。
あとはわからなくならないように現金でもっておいて
少しずつお財布に入れてあげようと思ってたけど
やっぱり退職後にそうやって賞与がもらえるのも
相方さんの頑張りはもちろんあるけど
育ててくれた両親が居たから。
そして今でも義実家のみなさんのサポートもあって
身体障碍者1級 要介護5 の状態だけど
在宅生活を楽しく過ごすことが出来ている。
そして少しずつ回復も見られている。

相方さんに
「お正月、お義父さんとお義母さん、妹にお年玉あげる?」と
聞いてみた。
小さな声で「うん・・・」
それを聞いてポチ袋を買いに行った。
どれにしよう・・・
普通のじゃ面白くないなぁ・・・って。
目に飛び込んできたのが黄金に輝く熨斗袋タイプのポチ袋!
これやん!!!と。選んだ
相方さんに宛てなと自分の名前を書かせた。
真剣な顔をし麻痺した手で書き始めた
表の普通なら“お祝い”とか“寸志”とか書く位置に
お母さん お父さん お〇ぱい と3枚にそれぞれ書いた
※病気の影響で女性の事をすべてお〇ぱいと呼んでしまう・・・

お正月3日実家に行く日。
義妹がお迎えに来てくれた!
実家に行く途中まずは近くの神社へ初詣。
そして毎月積立している百貨店の友の会。
積立が満期になったので更新の為に街へ・・・
近頃はコロナのせいで相方さんを連れて
街へ行くのはなかなかリスクも感じるので出かけるついでに。
大好きなケーキ屋さんで苺タルトを買い
私はずっと買い替えたかったお財布を買って・・・

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百貨店そばにある私たちが挙式した神社へもお詣りを。

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福みくじをひいたら2人とも大吉!

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気持ち良く実家へ・・・

年末年始と年越しはキッチンに居る事が殆どだったから
座るとビールやお酒・・・食べ物が出てくるのはサイコーw
相方さんが買った紅白いちごのタルトも美味しかった!

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義妹お得意のお手製春巻きも揚げたての熱々で出てきて・・・・

宴の始まり、乾杯をして少し落ち着いた頃に
キラッキラのポチ袋を相方さんの右手に握らせて
麻痺して上がらない腕を上げるのを手伝ってあげた。
お義母さんが
「えぇ・・・?なに?ん???」と
そして手にした瞬間
麻痺した手で書いた宛名を読んで・・・
涙涙。。。
私も何だか目が熱くなってきて。ぐっと涙を抑えた。

義妹はこんなの兄ちゃんからもらったの初めて!!!!っと

まぁ、中身は5000円づつと大人には
少し物足りない金額だったかもだけど
金額ではなくそれ以上の大切なものがポチ袋に沢山詰まってた。
と私は思う。

家族のニコニコとした笑顔をみて・・・
うれし泣きしているお母さんにお礼を言われて
はにかんだ顔で嬉しそうにうつむいている相方さんをみて・・・
お正月からとても心が豊かになったそんなお正月の一コマ

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リハビリ頑張って、またそんな顔が見れる様になるといいなっ。

ちなみに相方さんが2日に書いた書初め

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パソコン メシ フロ しゃべる
自分で出来る様になりたい事。
パソコンとしゃべるは初めて書いた。
こういった所にも回復しているのが少しずつ出てる。
まだ諦めない!

これからまだまだ頑張ろう。


サポート頂けたらとても助かります・・・・ 私たちの介護生活が誰かの役に立てるように 誰かの勇気や元気になれるように 頑張っていきたいと思います!