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ピクサーの快進撃は止まらない!またもや飛び出した傑作『あの夏のルカ』の感想

ついに帰ってきてしまいましたよ。ディズニープラス......。

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ピクサー最新作『あの夏のルカ』のざっくりとした感想

というわけで2021年6月18日(金)より配信をスタートしたばかりの『あの夏のルカ』を見るべく、解約済みだったディズニープラスに再契約しました。

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あの夏のルカ(原題:Luca)
製作年:2021年 / 製作国:アメリカ
ピクサー製作
監督:エンリコ・カサローザ

『ソウルフル・ワールド』に続いて、Disney+独占という形で配信限定公開。監督は今作が長編アニメーション初登板となる短編『月と少年』のエンリコ・カサローザ監督です。

本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと

傑作!!

最近はリアルな造形の印象が強いPIXARが、ガラッと印象を変えて、手描きアニメのようなポップなルックの作品を投げてきた!

笑えるし、泣けるし、ちょっと刺激的.....それでいてしっかり時代に投げかけるものもある。2021年もPIXARクオリティは健在でした!

絶対映画館映えするであろうシーンがあったので、やっぱりこの映画をディズニープラス配信限定にしたのは、食べにくい皿でしか食べられないようにしてるだけだと思うので、勘弁して欲しいとも思ったり。

見放題枠配信もお財布に優しいのはありがたいけど、根本的なサービス改善を日本のディズニープラスはいい加減に実施して欲しいですね。

配信限定になった件については以下の記事であれこれ触れています。

作中にはジブリオマージュ多め?

エンリコ・カサローザ監督がスタジオジブリ作品に影響を受けていることは各所のインタビューで公言済みなのですが、それを知らなくても、『あの夏のルカ』にはスタジオジブリ作品に対するオマージュに溢れていて、どんだけリスペクトしているんだ!と驚かされました。

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誰もがハッとするであろうオマージュが、ルカたちがやってくる町の名前。
“ポルトロッソ”は、もちろん『紅の豚』に登場するポルコ・ロッソからきています。『紅の豚』もアドリア海が舞台になっていますしね。

アニギャラREWさんでも書きましたが、エンリコ監督の娘さんは『紅の豚』のヒロイン“フィオ”と名付けられていますし、かなり『紅の豚』が好きなことを思わせます。

そのほかにも『カリオストロの城』でルパンが見せた城の屋根を飛び越えるジャンプシーンを思わせるアクションシーンをアルベルトが見せたり、猫のマキャヴェリの表情がいちいち日本アニメっぽいのにもびっくりします。

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マキャヴェリの顔芸、良いですよね。

そういった表面的なオマージュだけでなく、キャラクターの動きなどには手描きアニメーションの表現を取り入れています。どこかこれまでのピクサーの3Dアニメーション映画と雰囲気が違うのは、気のせいではないんですよね。


以下、もっと作中のラストシーンも含めてネタバレありで詳しい感想を書いていきます。

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