角川映画祭ついに関西上陸!『幻魔大戦』〜『ファイブスター物語』までアニメーション映画も充実!
2021年12月17日よりついにシネ・リーブル梅田にて、角川映画祭がスタートしました。というか私も言われるまで忘れてましたよ。あぶな。
1970年代に出版業界や大規模なメディアミックス展開を繰り広げて、一時代を築いてきた角川映画。そんな角川映画の45周年を記念して、歴史を作ってきた数々の名作がこの度劇場にて再び上映される催しとなっています。
先行して東京・ところざわサクラタウンでは11月19日より上映をスタートしていたのですが、12月17日より大阪・シネリーブル梅田でも上映をスタート。年末年始にかけて30作品以上が上映されます。
角川映画といえば数々のアニメーション映画も輩出してきましたが、今回はそんなラインナップも複数上映。視聴が困難な作品も多いので要注目です。
というわけで上映されるアニメーション映画をピックアップしますね。
上映されるアニメーション映画一覧
幻魔大戦(1983)
SF作家の平井和正さんと漫画家の石森章太郎先生によるシリーズ作品の中でも、少年マガジン版と小説版を原作とした初の映像化作品。原作をなぞりつつも結末は独自の結末にて完結済み。同年公開作品では『宇宙戦艦ヤマト完結編』『ドラえもんのび太の海底鬼岩城』『クラッシャージョウ』といった作品が並ぶ中、本作がアニメ映画年間首位を果たすヒット作となりました。
あの大友克洋先生が初めてアニメーション制作に携わった作品としても有名です。
ボビーに首ったけ(1985)
片岡義男さんの小説を原作にアニメ映画化、後述の『カムイの剣』と同時上映された作品。監督の平田敏夫さんはあのアニメ映画版『時をかける少女』で作中に登場する架空の絵画「白梅二椿菊図」を描いた方でもあります。
本作はディスクリリースを果たしていない視聴困難作品なので必見です。
カムイの剣(1985)
矢野徹さんの冒険時代劇小説をアニメ映画化。幕末を舞台に、親殺しの濡れ衣を着せられた少年次郎が、亡き父の短刀を持って、北海道からアラスカ、アメリカにまで舞台を移しての戦いが描かれるアクション作品。
私も10年前ぐらいに開催されたタマフル映画祭で観たことがあるのですが、強烈な面白さだったことを覚えています。
時空の旅人(1986)
眉村卓さんの小説をアニメーション映画化。女子高生の早坂哲子らがあるきっかけでタイムスリップすることになってしまう物語。監督は『はだしのゲン』などを手がけた真崎守監督です。竹内まりやさんの映画主題歌への起用も今作が初めてでした。ちなみに今回は上映プログラムに入っていないですが、当時の同時上映作は『火の鳥 鳳凰編』。
迷宮物語(1987)
りんたろう監督による『ラビリンス・ラビリントス』、川尻善昭監督による『走る男』、大友克洋監督による『工事中止命令』の3本からなるオムニバス形式のアニメ映画。部隊も世界観も異なる作品ながら、不気味で少しゾクッとする物語が並びます。
ファイブスター物語(1989)
現在も永野護先生が月刊Newtypeで連載している漫画『ファイブスター物語』を原作に、その原作の1話を『風の名はアムネジア』や『スレイヤーズ』のやまざきかずお監督がアニメ映画化。
ちなみに当時の同時上映作品は『宇宙皇子』でした。
以上、6作品が今回のプログラムでは上映を果たします。
平成以降生まれにとっては、知る人ぞ知る作品となってしまっていますが、アニメーション好き、映画好きならぜひともおさえておきたいラインナップとなっているのではないでしょうか。
見逃さないようにぜひ、スケジュールをチェックしておいてくださいませ。
シネ・リーブル梅田スケジュール
ちなみにところざわサクラタウンさんも年末のアンコール上映をやっているので、ギリギリ間に合うかも。
ところざわサクラタウンスケジュール
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