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ねじのゆるみ止めについて

どうもねじまにです。

ちょっとさぼっている間にいつの間にか2021年が明けてしまいました・・・

がはりきってやっていこうと思います!

さて2021年最初のテーマはねじのねじのゆるみ止めについて

これってある意味ねじとは切っても切り離せないテーマですよね。

最近ではゆるまないねじを開発した業者もおりますが、まだまだ一般的に価格面などを踏まえても浸透するレベルではないです・・・。

ですので今回は一般的な方法でのゆるみ止めの方法を色々種類がありますのでご紹介させていただきます。

①ゆるみ止め剤を使用する方法(自分で塗布する)

塗布に手間がかかる為、大量にねじを使用する場合には適していませんがすぐに効果を確認することができます。メーカーや種類もある為、用途に合ったものを選ぶ必要があります。

・ロックタイト

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金属部品の間で空気が遮断されると硬化する一液性の嫌気性接着剤です。ねじのゆるみ止め用とはめ合い用があります。

・ロックタイト(スティックタイプ)

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ロックタイトのスティック状タイプで塗布時の液だれが防げます。

・スリーボンド

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スリーボンド1400シリーズは、「ねじ」のゆるみを防ぐ合成樹脂を主成分とした固着剤でゆるみだけでなくさびや、そこから来るもれなども同時に防止します。取りはずしも締付時の1〜2割増程度の力で行うことができます。

・3Mスコッチ・ウェルド

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金属と金属を接着する際に優れた接着力を発揮する接着剤です。

②ゆるみ止め剤が塗布されたねじを使用する方法(もしくは専門メーカーなどに加工してもらう)

アロック加工

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「アロック」は特殊ナイロン樹脂を融着させたプリベリング形の、ねじゆるみ止め加工です。繰り返し使用が可能です。加工ねじの使用期限がありません。樹脂の剥離がありません。トルク調整ができます。
調整ねじに最適です。植物を原料とした11ナイロン樹脂を使用し、安全安心です。

・メック加工(3M)

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ネジ部にマイクロカプセルを利用した高反応性固着材を加工し、ネジ自体にシールとロック機能をもたせ、ネジとシール剤とロック剤を一体化させる加工技術です。

・プレコート加工(スリーボンド)

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ねじ部に加工する、マイクロカプセル化された固着剤です。ねじの締めつけと同時に固着剤が硬化を始めます

③ゆるみ止めナット、ワッシャー、ボルトなどを使う方法

ゆるみ止め剤を使用できない箇所などの場合でワッシャーやナットの脱落を防ぐ場合に適しています。

・ハードロックナット

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下ナット(凸)と上ナット(凹)の2個一対が1セットになり、雄ナットが偏芯機能で締付用、雌ナットが真円でロック用の役割で、両者をおねじにセットすると、めねじとの間に強力なクサビ効果が発生し、ゆるみ止め効果が非常に高く永く維持できるナットです。

・Uナット

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一般JIS規格の六角ナットとフリクションリング(特殊ばね)の2点の部品からできており、ナット上面にフリクションリングをカシメ加工により固定し、一体化させた安定的なゆるみ止め効果の高いナットです。

・ノルトロックワッシャー

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2枚のワッシャーを組み合わせる形状からなり、強力な効果が発揮されます。構造は内側にクサビ形状、外側には放射状にリブが付けられています。

・ノジロック

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シーホース・ノジロックは独自のねじ山構造により、おねじ単体で緩み止め効果を発揮します。ねじ山の一部を変形させて、フランク面に突起部を設けることでめねじとの高い密着性を実現しています。価格的にも安価な為、非常にコストパフォーマンスの高い製品です。

以上が一般的な方法ですので

ゆるむと危険な箇所でのねじの使用の場合は適材適所の方法でゆるみ止めを行ってください。

それではまた

NO NEJI NO LIFE

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