クラウン合格講座①~大回りでスピードをコントロールする方法~
1. はじめに
基礎スキーはスピードをコントロールすることが大切だと言われます。競技スキーであれば、どんなに格好悪くてもミスをしてもタイムが早いことが正義です。しかし、基礎スキーは、どんなにスピードが早くても美しくなければいけません。だからと言って、クラウンプライズに合格するには、いくら美しくてもスピードが出ていなければ合格点は出ません。今回は、クラウン合格のために、大回りのスピードをどうコントロールすればよいのかについてお伝えします。
2. 原因
クラウンプライズの大回りの検定は、基本的に中斜面や急斜面で実施されます。そこで、よくあるパターンが、急斜面から始まるとスピードが出過ぎてしまうので、何となくスタートしてしまうということです。こうすると、その後なかなかスピードが乗らずに、演技をすることになります。テクニカルまでなら、ある程度のスピードでも合格できるのですが、クラウンは、しっかりとスタートから漕いで、高速にする必要があります。というのは、検定員は、その高速域の中で、どういった演技をするかを見ているからです。つまり、そもそも自分が安全に滑れるスピードにコントロールするという発想自体を変えていく必要があるわけです。
3. 結論
では、今回のテーマであるスピードをどうしたらよいかという結論をいうと、スピードをコントロールするというのは、スピードを落とすのではなく、スピードを殺さずに、自分の体をコントロールできる滑り方に変えるということです。つまり、とにかくスピードを出せばいいということになります。
変えるのは、スピードではなく、体の使い方、もしくは滑り方です。スピードを落とさずに滑るのは無理だと思うかもしれませんが、この後の具体的な方法を見れば、必ずできるようになります。というのは、私自身も、長い期間スピードは出せるけど、暴走して滑りが格好悪くなる。見栄えよく滑れるけど、スピードは落ちてしまう。という八方ふさがりの状態になっていましたが、今回紹介する方法を試しら、スピードは出たままで、見栄えもよくなることの成功したので、ぜひ同じように悩んでいる人に参考にしてほしいと思います。
検定本番は、他のお客さんはほぼ滑っていないので、思いっきりスピードを出すことができます。しかし、高速域で演技ができないから困っていると思いますので、具体的な解決策をこの後に説明していきます。
4. 具体的な解決策
ここから先は
ご覧いただきありがとうございます。 よろしければ、サポートお願いします。 いただいたサポートは、活動費に使わせていただきます。