「それがなんになる」
どんなお仕事されてるんですか?
と聞かれて、「あ〜えっと、子ども関係の‥あ、いや子どもに限定もしてないか‥」
なんてモゴモゴしていると、さらに突っ込まれる。
「いや実は、積み木の活動をしていて」
と正直に答えますと、
「積み木?え?あの積み木ですか?作ってるんですか?」とか
「販売ですか?」とかそんな質問が待っていて。。。
最近は、少しだけ「積み木の人」として紹介されることも増えたのか、
前情報を持って接してくれる方も多いのですが、
それでもやっぱり「え?積み木?」となります。
そんなやりとりに、なんだかうんざりしつつも、自信なさげにしてたわけですが、
なんやかんやで10年「一生懸命続けてきた」というのは、
誰が見ても自分でも、否定できない事実です。
それなりには、「積み木の仕事してます」と胸を張って言えるようになってきました。
一生懸命続けてきたこと、評価されたいと思ったこともたくさんありますが、
どちらかというと「やめることが考えられないこと」のような気もしますし
最近では私自身が「どうなりたい」とかもあまりなくなってきています。
積み木を皆さんに知ってもらいたい、はもちろんあるんだけど、
普及の活動をしている人はいっぱいいるし、「何も私じゃなくたって」と思います。
そんな大義名分を背負うのはちょっとやめて、「好きだから」と言えたら
かっこいいし、楽しくなってきています。いい感じでしょ。
なので、究極、「やめることが考えられないこと」なのであり、
毎日積み木に触れて、子どもたちが作るものに触れて、
何か感性を受け取らせてもらったり、
自分でも「あ、これいいじゃん、かっこいいじゃん」って思う造形を作れた時
「やっぱいいよね、積み木って」
と積み木に出会ってることに感謝するわけです。
やり続ける展2024
ただ続けている
ただやり続ける
これからもやり続けるのだろうな、という気持ちで
「やり続けていること」を展示するこちらに応募しました。
先着で、かなり早い段階で応募したのが良かったのか、
採択され、5月に映像作品?印刷された写真?で展示されることが決まりました。
実は以前通っていたアートスクールの会員さんが、講義の中で紹介してくださったので気になっていたのですが、まさか尊敬する東大先端研LEARNさんが主催されるなんて思わず、
東大先端研LEARNさんのメルマガを登録していてたまたま知ったのでした。ラッキー!
2022は、子どもの作品に限定されていたのでしょうか、2024はそういう区分がなかったので挑戦。やり続けてきた軌跡(奇跡)の一枚の写真を送っています。
我が家の長男にも、マイクラのプレイ時間をスクショして送ってみたら、と提案したんだけど「それがなんになる」といった顔をしてました。
「それがなんになる」
そういう視線が、大人も子どもも怖いんだ、と思いました。
「積み木?それで何ができるようになるの」
何度も言われたことがあります。
ーう〜ん…
何はなくとも、ですよ(それが通用しないのはよくわかっています)
好きなことはやめられないこと
そうだ思い出した。
次男が通っていたモンテッソーリ子どもの家の先生に
入園してすぐの面談でこんなことを聞かれました。
「⚪︎くんはどんな遊びが好きですか?」
そう聞かれて、パッと思いつかず、
なんとなく、昨日やっていたこととか、いくつか伝えました。
そしたら先生が
好きなことていうのは、やめられないこと、
毎日続けていたいと思うこと、ですよ
と。
そう言われると、何も見つかってないな〜と思いました。
「何か見つかるといいですね、園でも色々提案しますね」と
言ってもらいました。
その直後、まさに、積み木が、寝ても覚めても「やり続けること」として
出会ったわけです。
このエピソードは、小さなことなのだけど、
大切にしている思い出です。
軽くショックを受けた記憶もあり
「好きなこと」について考える原点でした。
展示のお知らせがきたらまたご紹介したいと思います。
ではまた!
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